はじめに
こんにちは!この記事では、ちょっと変わってるけどとっても可愛い「ローズマリーの盆栽」の育て方について紹介します。
「えっ、ローズマリーってあの料理に使うハーブでしょ?」と思った方、正解です!あの爽やかな香りがするローズマリー、実は盆栽として育てるのもアリなんです。見た目もおしゃれで、香りも楽しめて、育てているだけで癒される……香りがするとお腹が減ってきますが。
この記事は、「盆栽ってちょっと敷居高そう…」と思っている初心者さんにこそ読んでほしい内容です。道具や育て方、季節ごとの管理まで、ひとつひとつお話ししていきますので、気楽な気持ちで読んでください。この記事を読み終わるころには、「自分にもできそうかも!」と思えるはずです♪
ローズマリー盆栽の基本情報

まずは、ローズマリーってどんな植物なの?というところから。
ローズマリーは地中海沿岸が原産のハーブで、スーッとした爽やかな香りが特徴です。お料理に使われることが多いですが、実は丈夫で育てやすく、剪定にも強いので、盆栽としても良い樹種なんじゃないかと思います。
見た目は細長い葉っぱがチクチクっとしてて、濃い緑がとても上品。枝ぶりも自由に整えやすくて、形を作る楽しみがあります。春から初夏にかけて小さな紫や青っぽい花を咲かせます。花の時期はとっても可愛らしくて、見ているだけで癒されます。
紅葉はしませんが、冬でも緑を保ってくれる常緑性なので、年中楽しめるのもポイント。
ミニ盆栽としても楽しめますが、水切れに注意です。

ローズマリー盆栽を育てる前の準備
育て始める前にまずは準備。必要な道具や苗木の選び方を紹介していきます。
■ 必要な道具と資材
ローズマリー盆栽を始めるにあたって、最低限そろえておきたいアイテムはこちら
道具名(アイコン付き) | 説明 |
---|---|
🏺 鉢(盆栽鉢) | 通気性・排水性が良いものがおすすめ |
🕸️ 鉢底ネット&鉢底石 | 水はけを良くするため |
🌱 盆栽用の土 | 市販の「クレイキング」がおすすめ。盆栽らしくしたいなら赤玉土や桐生砂のブレンドでもOK |
✂️ 剪定バサミ | 形を整えるために必要。小ぶりで扱いやすいものが使いやすい |
💧 ジョウロまたは霧吹き | 水やり用。細かく出るタイプがベター |
🔌 針金(必要な場合) | 整枝をするときに使用 |
まずはこれくらいの道具があれば、スタートはバッチリです。
■ 苗木の選び方(種類ごとの注意点)
ローズマリーにはいくつか種類がありますが、大きく分けて「立性」と「ほふく性(匍匐性)」の2タイプがあります。
- 立性(タチ型):まっすぐ上に伸びるタイプ。盆栽っぽく仕立てるならこちらが断然おすすめ。枝ぶりを作りやすいので初心者にも◎
- ほふく性(横に広がるタイプ):盆栽にはあまり向かないかもしれません。僕は育てたことがないのでこの記事では立性(タチ型)について書いています。
苗を選ぶときは、葉が元気で濃い緑色をしていて、茎がぐらついていないものを選びましょう。できれば、既にちょっと枝分かれしてる株の方が、盆栽に仕立てやすくておすすめです。
ちなみにうちにあるローズマリーは全てスーパーで買った料理に使うためのローズマリーの余ったやつを挿し木にしたものです。
ローズマリー盆栽の育て方
置き場所(日当たり・風通し)
ローズマリーはとにかく日光が大好きな植物です。なので、日当たりの良い場所に置いてあげるのが一番!ベランダや窓辺など、風通しのいい場所がベストです。
☀️ 夏の注意点: 夏の直射日光がガンガン当たるような場所だと、鉢が熱を持って根っこがダメージを受けることも。そういうときは半日陰や朝日だけ当たる場所に移動させてあげましょう。
❄️ 冬の注意点: 冬は霜にあたらないように注意。寒冷地なら室内に取り込むのが安心だと思いますが、室内でもなるべく日が入る明るい場所を選んでください。
水やりの方法と頻度
ローズマリーは乾燥に強いハーブなので、「ちょっと乾いてから水をやる」が基本です。土の表面がしっかり乾いたタイミングで、鉢底から水が出るくらいたっぷりあげてください。
逆に、水のあげすぎは根腐れのもと。特に冬場は成長がゆっくりになるので、水やりも控えめにしてOKです。
肥料の与え方(種類・時期・頻度)
基本的にはあまり肥料を必要としない植物ですが、より元気に育てたいなら春(3〜5月)と秋(9〜10月)に少しだけあげましょう。
- 緩効性の固形肥料(置き肥):月1回程度、鉢の端に置く。
- 液体肥料:梅雨時期など薄目に作って与えます。
⚠️ 重要: 真夏と真冬は肥料を控えるのがポイント!植物が休んでいる時期なので、無理に栄養を与えると逆効果になることもあります。
土選び・植え替え方法(用土の配合・タイミング・手順)
ローズマリーは水はけのよい土を好みます。市販の「ハーブ用培養土」でもOKですが、自分で配合するなら、
- 赤玉土(小粒)5
- 桐生砂 3
くらいの割合が◎です。
僕はクレイキングの雑木用を使っています。
植え替えのタイミングは、2年に1回くらいを目安に。根がぎっしりになってきたり、水はけが悪くなったら植え替えのサインです。
【植え替え手順】
- 古い鉢から優しく株を取り出す
- 根っこを少しほぐして、黒ずんだ根はカット
- 新しい土と鉢にセットして、しっかり水をあげる
植え替えは春か秋の涼しい時期にやるのがベストです。
剪定のやり方と時期(基本と注意点)
剪定は、形を整えるだけじゃなく、風通しを良くして病害虫を防ぐ効果もあります。
タイミングは春〜初夏、または秋。元気に伸びてきた枝をちょっとずつカットしてあげましょう。新芽が出てる部分の少し上を切ると、そこからまた枝分かれして、ふんわりした形になります♪
※一気に切りすぎるとストレスになるので、少しずつが基本です!
針金掛け・整枝の方法(必要な場合のみ)
ローズマリーは木質化(枝が硬くなること)するので、針金を使って形を作ることも可能です。
やるなら春か秋のタイミングが◎。針金を使って、優しく枝に巻きつけ、ゆっくりと形を作っていきます。無理に曲げすぎると枝が折れちゃうので注意!(ローズマリーはスルメのように枝が裂けてしまいます)
1ヶ月ほどしたら、針金を外して様子を見てみましょう。(成長しやすい時期はもう少し早めでも良いです)自然な形に定着していればOKです。針金を放置しすぎると食い込んで型になってしまうので、気をつけましょう。
季節ごとの管理方法
ローズマリーは比較的育てやすい植物ですが、季節によって少しずつお世話のポイントが変わってきます。それぞれの季節で気をつけたいことをまとめてみました。
■ 春(3〜5月)
植物がぐんぐん成長する「スタートの季節」!この時期は植え替え・剪定・針金掛けなど、いろいろチャレンジしやすい時期です。
- 新芽がどんどん出るので、形を整えるチャンス
- 肥料を少しずつ与え始める
- 暖かくなってきたら、屋外の日当たりのいい場所へ
⚠️ 注意: 朝晩はまだ冷える日もあるので、霜に注意!
■ 夏(6〜8月)
夏はちょっと要注意。特に日本の蒸し暑さは、ローズマリーにとっては過酷です。
- 直射日光と蒸れに注意!半日陰の風通しの良い場所に移動してあげて
- 水やりは朝と夕方の涼しい時間にサッと
- 肥料はお休み期間に入ります
💡 ヒント: 鉢が熱くなりすぎないように、すのこなどの上に置くと◎
■ 秋(9〜11月)
涼しくなってくるとまた成長が始まる時期。春と同じようにお世話がしやすくなります。
- 軽く剪定したり、針金で形を整えるのに良いタイミング
- 肥料を再開(ただし10月くらいまでに)
- 土の状態や根詰まりチェックもおすすめ
⚠️ 注意: 寒冷地は11月後半から室内への移動準備を!
■ 冬(12〜2月)
寒さが厳しい時期は、ローズマリーもおやすみモードに入ります。成長はほぼ止まるので、基本は見守りスタンスでOK。
- 水やりは控えめに(土の表面がカラッカラになったら)
- 霜や雪を避けるため軒下へ
- 肥料・剪定・針金掛けは春まで待ちます
🐛 病害虫対策
比較的病害虫には強いローズマリーですが、油断は禁物!
【よく出るトラブル】
- ハダニ:葉の裏に小さな赤っぽい虫。乾燥してると出やすい。
- アブラムシ:新芽にたかって汁を吸う厄介者。
- うどんこ病:葉っぱが白く粉をふいたようになるカビ系の病気。
【予防法】
- 風通しをよくする(剪定&置き場所が大事)
- 適度に葉水をする(ただし、蒸れすぎ注意!)
- こまめに観察して、異変にすぐ気づけるようにする
ローズマリー盆栽の増やし方
ローズマリーって、実は自分で増やせちゃいます。買い足さなくても、新しい鉢を作ったり、友だちにプレゼントしたりできるのが楽しいポイント。しかもやり方はけっこう簡単。今回は「挿し木」での増やし方を紹介しますね。
挿し木で増やす方法
ローズマリーは挿し木の活着率は良い方ですので簡単に増やすことができます。
- 挿し木の時期
おすすめは春から初夏。気温が安定してあったかくなってくると、発根もしやすくなります。植物にとっても「成長モード」に入る時期なので、成功率がグッと上がります。 - 手順
まずは元気な枝を選んで、5〜10cmくらいの長さでカットします。切るときは清潔なハサミを使います。下の方の葉っぱを取り除いたら、水はけのいい土にスッと挿し込むだけ。あれば発根促進剤をつけると良いですがなくても全然大丈夫です。
その後は、直射日光を避けた明るい日陰に置いて、水を切らさないように管理しましょう。数週間〜1ヶ月くらいで根が出てくるので、それまではじっくり見守りタイムです♪

ローズマリーは硬くなった後に曲げつけると幹がスルメのように裂けてしまうので、早めに曲げつけしておくと良いです。

こちらは挿し木の後曲げ忘れて立ち上がりが真っ直ぐですが、このまま育てるつもりです。少し根の部分を出して植え付けました。将来が楽しみです。
取り木や実生に関しては僕はやったことがないので、記載できませんが、挿木ができるということは取り木も比較的簡単にできると思います。
⚠️ よくあるトラブルと対処
どんなに大事に育てていても、植物には「えっ、なんで?!」ってことが起こるもの。ここでは、初心者さんがつまずきやすいトラブルと、その対処法をまとめてみました!
葉が黄色くなってきた!
原因:水のやりすぎ、根腐れ、日照不足が考えられます。
対処法:
- 土が常に湿っていないかチェック → 水やり頻度を見直す
- 根詰まりしてないか → 植え替えの検討
- 日光不足なら → 日当たりのいい場所に移動
💡 ポイント: 特に梅雨時期や冬の室内育成中に起きやすいトラブルです。
葉がポロポロ落ちる…
原因:寒さ・乾燥・急な環境の変化などが影響しているかも。
対処法:
- 室内に移動したタイミングなど、環境の変化をゆるやかに
- 空気が乾燥しすぎていないか → 葉水で調整
- 寒すぎる場所に置いてないかチェック!
⚠️ 注意: 冬場に暖房の風が直接当たる場所などもNGです。
香りが弱くなってきた気がする…
原因:日照不足や栄養不足、剪定不足が原因の場合も。
対処法:
- まずは日当たりチェック!ただし急激に日当たりの強い場所には置かないようにする
- 肥料をちゃんとあげているか確認
- 成長が偏っている場合は軽く剪定して風通しをよくする
⚠️ 初心者が注意すべきポイントまとめ
- 水のやりすぎはNG行動!
- こまめに観察して変化に気づくクセをつけましょう
- 気になったらすぐ調べて、無理せず対処!
最初はわからないことも多いですが、少しずつ慣れてくると、どんな状態が“元気”なのか自然とわかってくるようになります。
まとめ
ローズマリーは香りも見た目も楽しめて、しかも比較的手がかからない優秀な植物。盆栽に仕立てることで、ぐっとおしゃれで愛着のわく存在になります♪
今回のポイントをざっくり振り返ると…
- 🌞 日当たりと風通しのいい場所で育てよう!
- 💧 水やりは「乾いたらたっぷり」が基本
- 🌱 春と秋は育てるチャンス!剪定や肥料、植え替えもこの時期に
- 🌿 増やすなら挿し木が簡単でおすすめ
- 👁️ 何よりも”観察力”が大事!
最初はちょっと戸惑うこともあるかもしれませんが、毎日少しずつ世話をしているうちに、「あ、今日は元気そうだな」「あれ?ちょっと様子が違う?」とわかるようになってきます。
ローズマリー盆栽は、比較的育てやすい樹種だと思います。ぜひ気軽にチャレンジして、あなただけの盆栽を楽しんでください。