盆栽初心者におすすめの土

盆栽いろいろ

今回は盆栽に使う土について紹介します。
盆栽を始めたばかりの頃は土も色々あって何がいいのかよくわからずいろいろ調べたので書いておきます。

とはいえ、初心者の頃は鉢数も少なく、何種類も土を買って配合するのは面倒ですし、そもそも配合の割合もよくわかりません。

なので元から配合されている土を使うのがおすすめです。

初心者におすすめの土

盆栽初心者におすすめの土はこちらの「小品盆栽の土」です。
(これが商品名じゃなかったらゴメンナサイ)

今でも松柏、さつき以外で3.5号ぐらいまでの鉢にはこの土を使っています。

「小品盆栽の土」はホームセンターで購入しています。以前は同じホームセンターで違うパッケージの「小品盆栽の土」を購入していましたが以前購入してたものは同じホームセンターで見かけなくなったのでパッケージが変わったのかな?

こっちの方がにジップロックがついていて便利です♪

この「小品盆栽の土」は二本線赤玉ベースに桐生沙、富士砂、ヤシガラ炭が配合されています。

崩れにくく、保水性、排水性、通気性とも僕の環境にはちょうどいい感じです。

この土をベースにお住まいの環境に合わせて配合を変えてみてもいいかもしれません。

盆栽の土を配合するのに考えるべきポイント3つとそれぞれの土について紹介していきます。

盆栽の土で考える3つのポイント

保水性

盆栽が生きる為に重要な水。小さな鉢の中では土に水を蓄えておく力が大切です。
赤玉土は保水性が高いですが、川砂などはそれ自体には保水する力はありません。ただ、砂と砂の間に水をためておくことができます。
土の種類でも保水性を調整することはできますが、土の粒度でも変わってきます。粒度を細かくすれば保水性も高まります。

排水性

根っこにとってはずっとジメジメした環境は良くありません。
ある程度水はけが良くないと根腐れの原因にもなってしまいます。

挿し木の挿し床の場合は排水性はそれほど必要なく、挿し穂が乾いてしまわないことが重要です。

通気性

根も呼吸をしますので、ある程度空気も必要になります。
排水性のところでも書きましたが、根腐れの原因にもなりますので通気性も確保しましょう。

それではここからは盆栽に使う用土の種類ごとに紹介します。

盆栽の用土

赤玉土

最もよく利用する土の一つです。保水性がよいうえ、排水性や通気性も良くバランスが良い土です。
日が経つと崩れて排水性が悪くなってしまいますので、崩れにくい二本線ブランドや硬質のものがおすすめです。
小品盆栽の場合は、小粒、極小粒、細粒と書かれたものがおすすめの大きさです。

元々は火山の礫(レキ)が風化してできた土で、酸化して赤褐色なので赤玉土と呼ばれています。
栃木県や茨城県が産地として有名です。

鹿沼土

栃木県の鹿沼周辺が産地。黄色褐色で酸性なのが特徴です。
酸性土壌をこのむ皐月(サツキ)盆栽には欠かせない土です。
僕も皐月の盆栽には「小品盆栽の土」と鹿沼土を5:5ぐらいの割合で混ぜて使っています。
真柏は酸性土壌を嫌いますので、真柏には使わないようにしています。

保水性がいい土ですので、水をよく吸う木の用土に少し混ぜたり、挿し床としても利用しています。

日向土

宮崎県のシラス台地が産地で、硬質の土です。
山草、サボテン、蘭などに使われるようですが、僕は使ったことがありません。

桐生砂

群馬県の桐生周辺が産地の軽いし。保水性や排水性に優れているので赤玉土と混ぜてよく使われます。
おすすめの「小品盆栽の土」にも配合されています。

富士砂

その名の通り富士山周辺で撮れる硬くて細かい砂です。黒っぽい色が特徴です。
排水性が高いので加湿を嫌う樹種に使われます。化粧砂としても利用されるようですが、僕は使ったことがありません。

蝦夷砂

鹿沼土に似た性質の用土です。蘭や皐月に使われますが、僕は皐月には鹿沼土を使っています。

朝明砂

三重県の朝明川でとれる川砂です。砂の粒自体に保水性はほぼありません。水はけが良くなるので、松柏類に使っています。

竹炭、くん炭、ヤシガラ炭などがあります。
炭ごとの差はあまり気にしたことがありませんが、保水性、通気性、排水性を高める目的で少しだけ混ぜて使っています。
酸性の土を弱酸性に戻す作用もあるので、さつきには使っていませんが、真柏には少し使っています。

今回は盆栽の用土についてみてきました。
土は根に接するので、根の成長も土に左右されるところが多くなります。
適した環境にしてあげれば木を元気に保ち、成長速度も早くなります。
盆栽棚の環境や、ライフスタイル(水やりがどのくらいの間隔でできるのか)樹種によって少しずつベストな使い方を見つけていきたいですね。

この記事で紹介した、以前に使っていた「小品盆栽の土」です。
記事で紹介した(写真)現在使っているものではありませんが、こちらもよかったです。

↑Amazon
楽天はこちら→:培養土 大宮GS 小品盆栽の土 2L(楽天)

鹿沼土(微粒)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

小品盆栽用:鹿沼土(微粒) 2L
価格:132円(税込、送料別) (2020/5/31時点)


タイトルとURLをコピーしました