実際に使っている盆栽用品おすすめ

盆栽用品を探していると、鋏だけでも種類が多く、肥料や水やり用品まで見始めると「結局、どれを買えばいいんだろう?」と迷いますよね。

最初から、すべての用品を揃える必要はありません。

まずは毎日の水やりと、これから行う手入れに必要なものから選べば大丈夫です。

このページでは、僕が小品盆栽の管理で使っているもの・使ってきたものを中心に、盆栽用品を用途別にまとめました。実使用の紹介とは別に、必要に応じて検討できる用品も載せています。

「何に使うのか」「どんな人に向いているのか」を短く紹介しています。

詳しい比較や使い方が気になったら、それぞれの解説記事も参考にしてください。

注意点

※この記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

※ 棚場の環境や鉢の大きさなどによっても、管理方法は変わりますのでしっかり盆栽を観察しながら調整してください。このブログでは3〜4号鉢の小品盆栽を想定しています。

まず揃えるならこの盆栽用品

下の表は、用途ごとに用品を探すための早見表です。

必要度は商品の評価ではなく、購入を考えるタイミングの目安にしています。

★★★★★=日常管理のためにまず確保
★★★★☆=使う場面が来たら早めに
★★★☆☆=必要になってから。

すでに使えるものがあれば、買い直す必要はありません。

用途用品・紹介例必要度こんな人向け詳しい記事
毎日の水やりじょうろ・散水ノズル★★★★★すべての人。手持ちでもOK最初の道具選び
留守中の水やり水やりタイマー・配管部品★★★☆☆外出中の水やりに困る人水やりタイマー比較
細枝の剪定さつき鋏など★★★★☆自分で剪定を始める人剪定道具の選び方
栄養補給バイオゴールド・液体肥料★★★★☆肥料を与える段階の木がある人肥料・活力剤の選び方
補助的な管理メネデールなどの活力剤★★★☆☆使う目的がはっきりしている人活力剤の使い分け
枝元の処理又枝切り★★★☆☆枝を付け根から切る作業をする人又枝切りの選び方
植え替え用土・根切り用の鋏・鉢底網・固定用針金★★★☆☆植え替えを予定している人植え替えの準備と手順
道具の手入れヤニ取り用品・刃物用油★★★★☆鋏などの刃物を持っている人このページの手入れ用品

自動水やりや活力剤は、必要な人には役立つ選択肢ですが、全員が最初に買うものではありません。肥料も、固形と液体を同時に揃える必要はありません。

最初に買う道具を絞りたい人は、「盆栽初心者に必要な道具一覧|最初に揃えるものと選び方」から読むと選びやすいです。

水やりで使っている用品

水やりタイマー・自動水やり

仕事や外出で水やりができない時間帯があるなら、自動水やりを検討する価値があります。

僕が用品紹介に載せてきたのは、タカギの「かんたん水やりタイマー」です。

手作業での水やりを補う設備として紹介しています。

現在の購入候補としては、タカギ「かんたん水やりタイマースタンダード GTA111」があります

水道の蛇口に接続する乾電池式なので、棚場の近くに水道がある人向けです。

ただし、タイマー本体だけでは、複数の盆栽へ水を配る仕組みは完成しません。

購入前に、次の構成を確認してください。

  • 接続できる蛇口と、使用条件に合う水圧
  • タイマー用の電池
  • 対応するホースと、接続・分岐用のジョイント
  • 鉢の配置に合うノズル
  • 構成に応じて必要な調圧部品

完成イメージは「蛇口→タイマー→ホース・分岐→各鉢へ散水」です。

部品の付属範囲は、本体単品とセット商品で異なります。

水道のない場所では別方式が必要です。

また、鉢ごとの乾き方に合わせた調整や、不在前の動作・水漏れ確認は欠かせません。

水道に接続する方式が自分の棚場に合う人は、本体と必要な部品の内容を確認してみてください。

水道の有無や必要な散水回数で迷う人は、購入前にこちらをどうぞ。

盆栽の水やりタイマー3タイプを比較|タカギ・セフティー3・水道なしの選択肢

出典:タカギ公式「GTA111」商品情報・取扱説明書

散水・水やり用品

少ない鉢数なら、じょうろなどで一鉢ずつ水を与える方法から始められます。

自動水やりを使う場合も、鉢の状態を見ながら手作業で補う場面があります。

新しく買うなら、水の勢いを調整できるか、棚の奥の鉢まで届くかを確認しましょう。

すでに使いやすい用品がある人は、そのまま活用して大丈夫です。

じょうろや散水用品の選び方は、冒頭で案内した「盆栽初心者に必要な道具一覧」にまとめています。

肥料・活力剤で使っているもの

肥料と活力剤は、使う目的が異なります。

まず栄養補給に使う肥料を考え、活力剤は必要に応じて追加すると、買いすぎを防ぎやすいです。

固形肥料|バイオゴールド オリジナル

バイオゴールド オリジナルは、僕が使ってきた固形肥料のひとつです。

鉢の上に置く「置き肥」として、用品紹介でも取り上げています。

液体肥料をその都度計量する方法より、置き肥を中心に管理したい人に向く選択肢です。

有機質の置き肥は、使用環境によって虫が気になる場合があります。

鉢数が少ない人は、大袋のお得さだけで決めず、保管できる量かを確認してください。

ほかに、東商の超発酵油かすも使ってきました。

顆粒タイプの使用も以前の記事に載せています。

固形肥料を何種類も揃える必要はないので、選び分けは肥料の記事で確認してみてください。

出典:バイオゴールド公式「オリジナル」商品情報・注意事項

液体肥料|ハイポネックス原液

ハイポネックス原液は、水で薄めて使う液体肥料です。

僕は、液体で栄養を補いたいときの用品として紹介してきました。

置き肥とは別に、液体肥料で管理したい人の候補になります。

計量と希釈の手間はあるので、すでに固形肥料で管理できているなら、無理に追加する必要はありません。

購入するのは、ここで紹介している通常の「ハイポネックス原液」です。

「殺虫剤入り」などの別製品とは区別してください。

出典:ハイポネックス公式「ハイポネックス原液」商品情報

活力剤・バイオスティミュラント資材|メネデール・ストレスブロックなど

メネデールは、僕が挿し木で、挿し穂を浸す用途として紹介してきた用品です。

僕はここぞという挿し木をするときに使っています。

メーカーでは、肥料でも農薬でもない「植物活力素」として案内しています。

購入すれば挿し木が必ず成功する、というものではありません。

出典:メネデール公式「植物活力素 メネデール」

ストレスブロックも、僕が使用している資材です。

水やり・遮光・風通しを整えたうえで、環境ストレス対策を補助したい人の候補として紹介しています。

使って気になったのは、計量キャップを開けるときの液だれです。

この点も、個別記事に写真付きで載せています。

水切れや葉焼けを防ぐ設備の代わりにはなりません。

メーカーの使用対象に「盆栽」という区分は明記されていないため、樹種に応じた確認も必要です。

メーカーでは、種まき・植えつけ・植え替え時は2〜4週間後から使用するよう案内しています。

また、猛暑日の直前だけに使うのではなく、日頃から継続して使うことが推奨されています。v

基本管理ができていて追加の資材を検討したい人は、注意点も含めて個別記事を確認してみてください。

ストレスブロックの使い方・リキダスとの違い・購入前の注意点

出典:ハイポネックス公式「ストレスブロック」商品情報・注意事項

以前から紹介しているHB-101やバイオゴールドバイタルも、用途に応じた選択肢です。活力剤を全部揃えたり、自己判断で混ぜたりする必要はありません。

肥料の選び方や、活力剤を追加するか迷ったら、こちらで整理できます。

初心者向けの肥料・活力剤の選び方|樹種や木の状態に合わせた使い分け

剪定・手入れで使っている道具

盆栽鋏|銀峰印のさつき鋏と大久保鋏

僕が主に使っている鋏は、銀峰印 さつき鋏 150mmと、千吉 金 大久保鋏 180mmの2本です。

さつき鋏は、混み合った枝の間に刃先を入れやすく、小枝の剪定や皐月の花がらの整理で使っています。

150mmというサイズも、僕には扱いやすいです。

小品盆栽の細かな剪定には使いやすい鋏です。

ただし、手の大きさや樹のサイズによって使いやすさは変わります。

大久保鋏は、僕が最初にホームセンターで買った鋏です。

重みや使ったときの感触が好きで、使い続けています。

これは僕の好みなので、細かな作業のしやすさを求める人が同じ2本を買う必要はありません。

又枝切り|枝を付け根から切るための道具

又枝切りは、枝を付け根から切るときに使う専用道具です。

細い枝の剪定が中心なら、急いで買わなくても大丈夫です。

僕は丸刃と直刃の両方を持っています。

雑木では丸刃、松柏類では直刃を使うことが多く、剪定道具の記事では喜久和 丸刃又枝切 小 No.1212と、喜久和 又枝切 豆 150mmを紹介しています。

枝元の処理をする機会が増えた人は、切る枝の太さに合うものを検討してください。

鋏と同じく、切断能力を超える使い方は避けます。

丸刃・直刃の違いや、所有品の写真は個別記事にまとめています。

盆栽鋏・又枝切りなど剪定道具の選び方と使い分け

その他の手入れ道具

ピンセットは、指が入りにくい場所の雑草や細かなものを取り除くときの候補です。

針金を使う作業を始めるなら、針金切りや、針金をつかむ道具も必要に応じて検討できます。

ここで挙げた補助道具は、すべて買う前提の一覧ではありません。

今やりたい作業を決めてから、足りないものを追加しましょう。

植え替えで使っている用品

用土では、僕はクレイキングを使っています。

以前は「小品盆栽の土」も使っていて、鉢数が増えたことをきっかけにクレイキングを試しました。

使ったときに微塵の少なさが印象に残りました。ただし、容量の大きい袋は保管場所も必要です

数鉢なら、少量で購入できる用土を選ぶ方が扱いやすい場合もあります。

クレイキングは、用途や粒のサイズが異なる商品があります。

樹種と鉢に合う種類を確認して選んでください。

クレイキングを使った感想と用土選びの参考

用土以外に準備する用品は、次のようなものです。

  • 根を切るための鋏:土を扱う作業用に用意する候補
  • 鉢底網:鉢穴から用土が流れ出るのを抑えるもの
  • 固定用針金:植え替えた木を鉢に固定するもの
  • 竹箸・土入れ・作業トレー:土を扱いやすくする補助用品

専用品を一式買う前に、手持ちのものと、植え替える鉢の穴・サイズを確認しましょう。

盆栽の植え替えに用意するものと、時期・作業手順

用土そのものを選びたい人は、こちらも参考にしてください。

盆栽用土の種類と選び方

病害虫対策・傷口保護で使うもの

病害虫対策用品

薬剤は、「盆栽に使えそう」という理由だけで選ばず、育てている植物と、対処したい病気・害虫に適用があるかを確認して選びます。

以前の用品紹介ではベニカXスプレーを取り上げていましたが、同じシリーズでも製品ごとに登録内容は異なります。ここでは一律の購入おすすめにはしていません。

使用前には、最新の登録内容・商品ラベル・メーカー情報を確認してください。

適用作物、対象病害虫、使用方法、使用回数などに従い、判断に迷う植物はメーカーや専門店へ確認しましょう。

盆栽の病害虫対策|予防と薬剤選び・散布の基本

登録情報の確認先:農林水産省「農薬登録情報提供システム」

癒合剤・切り口の保護用品

切り口保護材は、剪定した切り口を保護するために使う資材です。

盆栽用品では「癒合剤」と呼ばれることもあります。

僕の用品紹介では、カットパスターHiの松柏・さつき用と雑木用を取り上げています。

購入するなら、育てている樹種に合うタイプを確認してください。

細かな剪定のたびに必ず買い足すものではなく、傷口の状態や作業内容に応じて考えます。

以前から紹介しているトップジンMペーストは、農薬に該当する殺菌剤です。

一般の保護用品と同じ感覚では選ばず、使用する植物・目的に合う登録とラベルを確認してください。

切り口保護を含む道具の選び方は、剪定道具の記事で紹介しています。

盆栽道具のメンテナンス用品

僕が道具の手入れ用品として紹介しているのは、TAKAGI ヤニ取り防サビスティックと、黒ばら本舗 刃物椿です。

ヤニ取り防サビスティックは、鋏に付いたヤニなどの汚れを落としたいときの用品です。

スティック状のものを使いたい人の選択肢になります。

刃物椿は、刃物のサビ対策や手入れに使う油です。

鋏などを持っている人は、新しい道具を増やす前に、今の道具を手入れする用品も考えてみてください。

汚れを落とす用品と、油は役割が異なります。

道具の材質や商品の説明に合わせて使用し、塗るだけでサビや切れ味の問題がすべて解消するとは考えないようにしましょう。

参考にしている盆栽書籍

本は、冊数よりも自分が育てている樹種や、知りたい作業が載っているかを重視して選ぶと役立ちます。

基本を確認するなら「はじめての盆栽づくり」

僕が紹介している基本書のひとつです。

盆栽の管理を本でも確認したい人の候補になります。

購入時は版や目次を確認してください。

育てている樹種で選ぶなら「小品盆栽36種徹底紹介」

上巻・下巻があります。以前のページでは掲載樹種を一覧にしていましたが、まずは自分の木が載っている巻を選ぶとよいと思います。

たとえば、僕が紹介している掲載一覧では、上巻に黒松・五葉松・長寿梅、下巻に真柏・モミジ・皐月・老爺柿が載っています。

上下巻を同時に買う必要はありません。購入前に目次と、新品・中古の状態を確認してください。

棚場で使っている大型用品

ここからは、これまで棚場向けに紹介してきた設備です。

少ない鉢数で始める人には、必須ではありません。

置き場所や管理上の困りごとがはっきりしてから検討してください。

雨水タンク

用品紹介では、雨水貯留タンクまる140(BUTM140)を取り上げています。雨どいから雨水をため、水やりなどに利用するための設備です。

雨どいに接続できる場所と、安定した設置スペースを確保できる人の候補になります。

雨が降らない期間の給水手段も、別に必要です。

雨水タンクを置くだけで、自動水やりができるわけではありません。

前半で紹介したGTA111は上水道用なので、雨水タンクとそのまま組み合わせる構成では考えないでください。

自動灌水関連

自動灌水は、自動で水を配る設備のことです。

鉢が増えたときも、タイマーだけでなく、ホース・分岐・ノズルを含めて考えます。

このページでは、前半の「水やりタイマー・自動水やり」に用品をまとめています。

方式を選びたい人は、水やりタイマー比較記事で水道の有無と散水条件を確認してください。

ビニール温室

以前の用品紹介では、段付きのビニール温室も取り上げています。

寒さや風への対策を考えるときの候補ですが、すべての盆栽を入れて管理する前提ではありません。

樹種に合う冬の管理を確認したうえで、棚の耐荷重、鉢が入る奥行き、風への固定、換気できる構造を見て選びましょう。

加温機能のないビニール温室は、内部が凍結しないことを保証するものではありません。

日中の温度上昇にも注意が必要です。

まとめ|盆栽用品は必要になったものから揃えればOK

盆栽用品は、全部揃えてから始めるものではありません。

  • まずは、毎日の水やりに使える用品を確保する
  • 剪定など、自分で行う作業に必要な道具を選ぶ
  • 肥料・植え替え用品は、木の状態や作業予定に合わせて追加する
  • 活力剤や大型設備は、必要性を感じてから検討する

僕の愛用品も、すべての人に同じように合うわけではありません。

手持ちの用品で困っていなければ、買い足さなくて大丈夫です。

「今、何に困っているか」が決まったら、その用途の用品から選んでみてください。

選び方に迷うものは、各項目で案内した比較・解説記事を読んでから購入を考えればOKです。

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