南天の挿し木に成功!

南天

今年の春に挿し木にした南天は新しい葉も出て根付いたようなので、根の軸を切って針金を巻いて植え替えました。

そもそも挿し木とは?

親木から枝を切り取り、それを土に挿して発根させ、新しい株を作る方法です。クローンのように親と同じ性質を持つ木を増やせるのが特徴です。

南天の挿し木

今回の南天は今年の2月の後半か3月ごろに挿し木にしました。

7号ぐらいの赤玉100%の挿し床に金木犀など他の木も合わせて適当に挿しておいたものです。

南天の挿し木の手順(簡単版)

  1. 枝を用意
     若い枝を葉を残して10〜15cmほど切ります。
  2. 下葉を取る
     枝の下半分くらいの葉を取り除きます。
  3. 土に挿す
     赤玉土や鹿沼土など清潔な用土に挿します。今回は赤玉100%に挿しました。
  4. 管理
     明るい日陰に置き、土が乾かないように管理。日向はNGです。
  5. 発根
     1〜2か月ほどで発根し、春に挿せば秋以降に鉢上げできます。
南天の挿し木の親木
今回の挿し木にした挿し穂を取った親木

挿し床と挿し木にした状態を撮影するのを忘れてしまいました。。。

掘り出した後がこちら。

挿し床から抜いた南天
挿し床から抜いた南天

本当は南天らしく緩く曲げてふんわりするのが一般的なんだと思いますが、僕は毎回パキっと音が鳴るまで曲げます。理由は・・・わかりませんw

針金で曲げた南天
針金で曲げた南天

今回もやはり、パキッとなり若干割れてしまいました。ポッキリ折れたわけではないのでカットパスターで乾燥してしまわないようしっかり保護。

枝が折れた時や剪定した後の切り口にトップジンMもよく使いますが、今回は鉢に入れるときに木を持ったりあとで水をかけるので液体のトップジンMではなく、カットパスターを使いました。

カットパスターで割れたところを保護した南天
カットパスターで割れたところを保護

割れたところはそこまで大きくありませんが、乾燥させないために広めにカットパスターで覆います。乾燥してしまうと枝が枯れてしまいます。逆に言うと枝はパキッと折れても繋がっていればなんとかなることが多いです。(折れた度合いにもよります。)

おそらく今回の折れはそこまで酷くはないのでカットパスターで保護しておけば、そのうちくっついて巻いてくれると思います。

挿し木の不要な部分をカット
挿し木の不要な部分をカット

今回は根っこが一番下より少し上からも出ているのでその部分の根を使うとして不要な部分をカットしました。浅い鉢に植え替える時にこの部分が邪魔になってしまうので、今のうちにカットします。

不要分をカットした根
不要分をカットした根

残った根は鉢に入らない部分は短くしますが、長めに残します。

プラばちに入れました。わさわさですが、剪定せずとりあえずこのまま来年まで放置します。

植え替えたら10日ほど日陰で管理し、根の育成を促すのが良いです。今回は特に枝を折ってしまったので、日向はNG、日陰で乾燥させすぎないように管理したいと思います。

どんな気になるのやら。この次に挿し木にするときはふんわり南天らしく作るぞ。ほんまかいな。。

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