自動灌水が噴水装置に、新たなトラブル発生 〜2年使ったリアルな感想〜

盆栽いろいろ

今回の記事では自動灌水装置を使い始めて3年目の今、使った感想やトラブル事例を紹介します。

結論から言うと、自動灌水はなくてはならないシステムで導入して本当に良かったと思っています。

ただ、初めから100点満点ではなく、使いながら改良した点もあります。そのあたりの感想やどう改善したかなど紹介します。

そもそも自動灌水を始めた理由

以前の記事でも書きましたが、ざっくり以下のような理由で自動灌水装置を導入することにしました。自動灌水の設置やその際のトラブルについてはこの記事で紹介しています。

  • 盆栽の水やりが頻繁に必要なため、長期間家を空けづらかった
  • 人に水やりを頼むのが難しかった(ベランダに入るため自宅を通る必要があった)
  • 帰省時に盆栽と共に帰省するため、毎回盆栽を車で運ぶなど大きな負担があった
  • 実家の親に水やりを頼んでも、慣れていないため失敗や枯死することがあった
  • 短期の工夫(腰水・砂やトレイの利用)では2~3日以上の外出に対応できなかった
  • 気温が高いと腰水で藻が発生し鉢に悪影響が出やすかった

1年使った感想とトラブル

骨組みのエンビパイプ

安価で組み立てやすく、加工もしやすいのですが、灼熱の真夏に熱で曲がってしまいます。

機能的に問題があるわけではありませんが、パイプが撓んでしまって設置当時より噴水位置が若干低くなってしまいました。

ホームセンターでアルミ製の支柱を購入し、全て交換しました。今のところ全く問題なく使用できています。価格的にはエンビパイプに比べると高いですが、初めからこちらにしておけば良かったなーと思っています。

アルミ製の支柱

2年使った感想とトラブル

ホースの付け根が噴水状態に

三又に分かれるニップルを使用していますが、普段の水やりに使う手持ちの散水ノズルに繋がるホースの付け根から、水がもれ噴水状態になっていたことがありました。

以前から使っていたホースだったこともあり、ホースやパッキンが劣化していたのだと思います。

自動灌水装置を使うと蛇口はオープンにしたままにしますので、注意が必要です。

対策として、蛇口を開けっぱなしの際、手持ち散水ノズルに繋がっている分岐のコックを閉めるようにしています。ホースやパッキンも怪しくなってきたらすぐに交換しています。

トレーの穴の目詰まり

受け皿として使っている底面給水トレーですが、排水用の穴を開けて水が溜まりすぎないようにしています。ただこれは仕方ないですが、鉢から出た砂や落ち葉などが排水用の穴に詰まってしまいます。

対策はこまめにトレーを掃除するしかないですが、トレーも清潔に保っておかないと不衛生になり樹の病気のもとにもなりますので、少し手間ですが、受けられる恩恵を考えると、掃除の手間のほうが断然良いと感じています。

電池切れ

電池が少なくなっているのは気づいていたのですが、電池がなくなると当然ながら自動灌水できなくなります。出かける前に気づいて予備の電池があったので良かったですが、早めに交換しておく方が良いと思います。

TakagiのGTA111であれば電池の残量見れるので電池が減ってきたら早めに交換する方が良いです。

残ってる分はリモコンの電池などで使い切ればいいですしね。

3年目・・・またもやトラブル

蛇口が噴水状態に

ホースが劣化してきていたので3分岐ニップルから出ているホースの交換をしました。そして数日後気づいたのですが、蛇口とニップルの付け根からポタポタ水が垂れていました。

ホース交換の時に揺らしてしまって取り付け部分が緩まったのかと思って固定用のネジを閉めたのですが、それが命取りに。。。

蛇口の方に穴が開き噴水状態に。。。閉め過ぎはNGということに初めて気がつきました。

蛇口の先端を交換してみた

ということで蛇口の先端部分を交換することにしました。Amazonでポチッと購入すれば翌日の午前中には届くので、とても便利ですね。

タカギ(Takagi) G301 で散水用ワンタッチパイプ 首振り蛇口をワンタッチに

せっかくならと何故かワンタッチ式の蛇口を購入。

取り替え手順

まずは古いホームパイプを取り外します。

古いパイプを外したらパッキンも取ります。

購入したタカギ(Takagi) G301に交換

よく考えたらニップルと接続するのでうちでは意味がありません。。。なんでポチったんや。。。3分岐ニップルをお使いの皆さんはこちらを購入しないようにしましょう。

でもめちゃ便利そうです。こんな感じで蛇口から直結できます。もう一つの水栓で使うか。。。

↑蛇口にワンタッチ、直結用

タカギ(takagi) G1246 首振り蛇口 で GWF11 3分岐蛇口ニップル に直結

ということで気を取り直してニップルに直結できる蛇口をポチりました。

じゃ〜ん。こっちはネジ式なので閉め過ぎや緩みの心配がほぼありません。ニップル側のパッキンが劣化したりネジ部分が割れてしまわない限り大丈夫だと思います。

しかも、ピッカピカめっちゃ気持ちえ〜やん。蛇口の先だけやけど。

↑3分岐ニップルにはこちら

結局どうなの?長期間使った感想

冒頭に書きましたが、3シーズン目に入りましたが、自動灌水システムはもはや手放せないと思います。旅行の時の水やりや、夏場出かけた際に帰る時間を気にする必要もありません。

ずっと家にいるならいいですが、今の僕のライフスタイルではこれがないと盆栽を続けるのが難しいと思います。

ただしただし、きちんとメンテナンスをしておかないと、トラブル発生時に水が噴き出してしまったり、水が出なくなって盆栽を枯らしてしまう可能性があります。外出時にはこのシステムに感謝しつつ、メンテナンスを怠らないようにしたいと思います。

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