盆栽の自動水やりで起きたトラブル7例|水漏れ・電池切れ・水が出ない原因と対策

盆栽いろいろ

盆栽の自動水やりは、旅行や帰省、真夏の外出中の水切れ対策にとても便利です。

僕も自動灌水設備を導入してから、長期間家を空けるときや、仕事で水やりの時間に帰宅できないときの不安が大きく減りました。

現在は、約10mの棚場にある100鉢以上の盆栽へ、水やりタイマー、9mmホース、4mmホース、100個以上の散水ノズルを使って水を与えています。

ただし、自動水やりは、一度設置すれば点検せずに使い続けられる設備ではありません。

長期間使う中で、次のようなトラブルが実際に起きました。

  • 支柱に使った塩ビパイプが暑さで曲がった
  • ホースの付け根から水が噴き出した
  • トレーの排水穴が詰まった
  • タイマーの電池が切れそうになった
  • 充電池を使ったらタイマーが正常に動かなかった
  • 一部のノズルから水が出にくくなった
  • 蛇口と3分岐ニップルの接続部分から水漏れした

自動水やりの故障は、盆栽へ水が届かなくなるだけでなく、蛇口を開けたまま使用する場合は、水が流れ続ける原因にもなります。

この記事では、自動水やりを長期間使って実際に経験したトラブルについて、症状、原因、対処法、再発防止策の順に解説します。

自動水やりの作り方や必要な道具を先に確認したい方は、以下の記事をご覧ください。

  1. 自動水やりに異常があったときの確認順
  2. トラブル1|支柱に使った塩ビパイプが暑さで曲がった
    1. 起きた症状
    2. 原因
    3. 対処法
    4. 再発を防ぐポイント
  3. トラブル2|ホースの付け根から水が噴き出した
    1. 起きた症状
    2. 原因
    3. 対処法
    4. 再発を防ぐポイント
  4. トラブル3|トレーの排水穴が詰まった
    1. 起きた症状
    2. 原因
    3. 対処法
    4. 再発を防ぐポイント
  5. トラブル4|電池残量の低下を見落としかけた
    1. 起きた症状
    2. 原因
    3. 対処法
    4. 再発を防ぐポイント
  6. トラブル5|充電池を使ったらタイマーがすぐ止まった
    1. 起きた症状
    2. 原因
    3. 対処法
    4. 再発を防ぐポイント
  7. トラブル6|一部のノズルから水が出ない・水が弱い
    1. 起きた症状
    2. 原因
    3. 対処法
    4. 再発を防ぐポイント
  8. トラブル7|蛇口と3分岐ニップルの接続部から水漏れした
    1. 起きた症状
    2. 原因
    3. 対処法
    4. 再発を防ぐポイント
  9. 自動水やりのトラブルを防ぐメンテナンス方法
    1. 月に1回程度確認すること
    2. 春から夏の使用開始前に確認すること
    3. 旅行・帰省前に確認すること
  10. 故障か部品の劣化かを判断する方法
    1. 1.蛇口から水が出るか確認する
    2. 2.電池と設定を確認する
    3. 3.タイマーより先へ水が出るか確認する
    4. 4.接続部の水漏れを確認する
    5. 5.ノズルを外して確認する
    6. 6.改善しない場合はメーカーへ相談する
  11. 自動水やりを長期間使った感想
  12. 盆栽の自動水やりトラブルに関するよくある質問
  13. まとめ|自動水やりは旅行前の点検までが準備

自動水やりに異常があったときの確認順

自動水やりが正常に動かない場合は、故障と決めつけず、次の順番で確認します。

症状最初に確認する場所
まったく水が出ない蛇口、タイマー、電池、設定時刻
途中で水が止まる電池の種類と残量、タイマー設定
一部のノズルだけ水が出ないホースの折れ、詰まり、分岐数
先端の水が弱い4mmホースの長さ、ノズル数、水圧
接続部から水が漏れるホース、パッキン、ジョイントの差し込み
蛇口から水が漏れる蛇口とニップルの緩み、破損
トレーに水が残る排水穴の詰まり、設置角度

水漏れが起きている場合は、最初に蛇口を閉めます。

水が出たまま接続部を締め直したり、ホースを外したりすると、水が噴き出す可能性があります。必ず止水したうえで、原因を確認してください。

また、旅行や帰省から戻った後だけでなく、普段の散水時にも次の点を確認しておくと、トラブルを早く見つけられます。

  • タイマーが設定時刻に動いているか
  • すべてのノズルから水が出ているか
  • 接続部から水が漏れていないか
  • 鉢底から水が流れているか
  • トレーの水が適切に排水されているか

トラブル1|支柱に使った塩ビパイプが暑さで曲がった

起きた症状

自動水やりのノズルを固定する骨組みに、塩ビパイプを使用していました。

塩ビパイプは比較的安く、軽くて加工もしやすいため、自動水やり設備を作った当初は便利だと感じていました。

ところが、真夏の暑さでパイプが徐々に曲がり、設置したときよりもノズルの位置が低くなってしまいました。

設置当初に使用していた塩ビパイプ製の支柱
真夏の高温で中央部分がたわみました

水が出なくなったわけではありませんが、ノズルの向きや高さが変わると、それまで水が届いていた鉢へ水が当たらなくなる可能性があります。

原因

原因は、夏の直射日光や高温によって塩ビパイプが変形したことだと考えています。

棚場は日差しを受けるため、気温だけでなく、パイプ自体の温度もかなり高くなります。

また、長いパイプへ複数のノズルやホースを取り付けていたため、その重さも変形の原因になった可能性があります。

対処法

曲がった塩ビパイプを取り外し、ホームセンターで購入したアルミ製の支柱へ交換しました。

アルミ製の支柱

アルミ製の支柱へ交換してからは、真夏でも大きく曲がることなく使用できています。

塩ビパイプより費用は高くなりましたが、最初からアルミ製の支柱を選んでおけばよかったと感じています。

再発を防ぐポイント

  • 長い支柱は途中にも固定箇所を設ける
  • ノズルやホースの重さを一か所へ集中させない
  • 真夏にノズルの高さと向きを再確認する
  • 熱で変形しにくい支柱を使用する
  • 風で支柱が揺れないように固定する

支柱が少し曲がっただけでも、ノズルの散水位置は変わります。

設備そのものが動いているから問題ないと判断せず、実際に鉢土へ水が届いているか確認してください。

トラブル2|ホースの付け根から水が噴き出した

起きた症状

僕の設備では、蛇口を3系統に分ける3分岐蛇口ニップルを使用しています。

2系統は水やりタイマーへ接続し、残りの1系統は、普段の手作業による水やりに使う散水ホースへ接続しています。

ある日、散水ホースの付け根から水が漏れ、噴水のような状態になっていました。

自動水やりを使用するときは、元の蛇口を開けた状態にします。

そのため、自動水やりに使っていない系統でも、コックが開いていたり、ホースや接続部が劣化していたりすると、水が漏れ続ける可能性があります。

原因

以前から使っていた散水ホースだったため、次のいずれかが原因だったと考えています。

  • ホースの劣化
  • コネクターの劣化
  • 内部パッキンの劣化
  • 接続部分の緩み
  • ホースが奥まで入っていない

屋外で使うホースやパッキンは、紫外線、暑さ、寒さ、水圧の影響を受けます。

見た目に問題がなくても、内部のパッキンが硬くなったり、ホースに小さな亀裂が入ったりすることがあります。

対処法

まず蛇口を閉め、どの接続部分から水が漏れているか確認しました。

劣化が疑われるホースやパッキンは交換し、自動水やりを使用するときは、手水やり用ホースにつながっている分岐のコックを閉めるようにしました。

ホースの接続を直した後は、蛇口を開けてすぐにその場を離れず、数分間水漏れがないか確認します。

再発を防ぐポイント

  • 使用していない分岐のコックは閉める
  • 旅行前にホースとパッキンを確認する
  • 古いホースは早めに交換する
  • 接続後にホースを軽く引き、外れないか確認する
  • 水漏れの跡や地面の濡れを見逃さない
  • 予備のパッキンやコネクターを用意する

ホースの付け根から少量の水がにじんでいる場合も、放置しない方がよいです。

時間の経過とともに緩みや亀裂が大きくなり、水漏れの量が増える可能性があります。

トラブル3|トレーの排水穴が詰まった

起きた症状

僕は、ノズルから直接水が届きにくい鉢への補助として、盆栽の下にトレーを設置しています。

トレーには排水用の穴を開け、水が溜まり続けないようにしています。

しかし、使用を続けるうちに、鉢から流れ出た砂、用土、落ち葉、藻などが排水穴に詰まるようになりました。

排水穴が詰まると、想定より長く水が残り、鉢が腰水状態になります。

比較的水切れしやすい盆栽の一時的な保水に役立つ場合もありますが、長時間水が残ると鉢内が過湿になりやすくなります。

また、高温期には、日差しや外気温の影響でトレーに溜まった水の温度が上がる可能性があります。

原因

主な原因は、散水時に鉢から流れ出た用土や落ち葉です。

特に、盆栽の植え替え後や、強い水が鉢土へ当たっている場合は、細かい用土がトレーへ流れやすくなります。

また、夏は藻が発生し、排水穴の周辺に付着することもあります。

対処法

排水穴に詰まった用土や落ち葉を取り除き、トレー全体を掃除します。

穴の周囲だけを掃除しても、トレー内に砂や落ち葉が残っていると再び詰まります。

盆栽を一度移動し、トレー全体を水で洗い流した方が確実です。

排水穴を広げすぎると保水時間が短くなるため、穴の大きさを変える場合は、在宅中に排水時間を測り直します。

再発を防ぐポイント

  • 定期的に落ち葉と用土を取り除く
  • 旅行前に排水穴へ水を流して確認する
  • 散水後に水が残る時間を確認する
  • 水が溜まりすぎるトレーは傾きを調整する
  • ノズルの水を鉢土へ強く当てすぎない
  • 複数の排水穴を設ける

トレーを清潔に保つことは、詰まり対策だけでなく、藻や汚れの蓄積を抑えるためにも重要です。

トラブル4|電池残量の低下を見落としかけた

起きた症状

水やりタイマーの電池残量が少なくなっていることには気づいていましたが、交換を後回しにしていました。

外出前に再確認したところ、電池残量がかなり減っていたため、予備の電池へ交換しました。

自動水やりタイマーは、電池が切れると設定した時間になっても作動できません。

ホースやノズルに問題がなくても、タイマーが動かなければ盆栽へ水は届きません。

実際に電池が切れて散水できなくなったわけではありませんが、交換をさらに後回しにしていれば、留守中に電池切れが起きていた可能性があります。

原因

原因は、単純に電池を長期間使用していたことです。

電池の消耗速度は、散水回数、使用環境、気温、電池の性能などによって変わります。

残量表示がある場合でも、旅行の直前まで使い切ろうとするのは避けた方がよいと感じました。

対処法

外出前に新しい単4形アルカリ乾電池へ交換し、タイマーの現在時刻と作動状態を確認しました。

GTA111では、電池を交換すると現在時刻を再設定する必要があります。

電池だけ交換して安心せず、次の内容を確認してください。

  • 現在時刻
  • タイマーの入・切
  • 水やりの間隔
  • 水やりを始める時刻
  • 1回の散水時間
  • 手動散水ができるか
  • 設定時刻に予約散水が始まるか

再発を防ぐポイント

  • 月に1回程度、電池残量表示を確認する
  • 電池を交換した日を記録する
  • 旅行前は早めに新しい電池へ交換する
  • 予備のアルカリ乾電池を用意する
  • 電池交換後に現在時刻を再設定する
  • 本番と同じ条件で試運転する
補足

GTA111の電池寿命は、1日2回水やりした場合で約1年が目安です。ただし、使用環境、気温、散水回数、電池の性能によって短くなることがあります。

月に1回程度は残量表示を確認し、「交換」が表示された場合や、前回の交換から1年近く経過している場合は、早めに交換してください。

長期間留守にする前に、交換時期や使用期間が分からない場合は、新品の単4形アルカリ乾電池4本へ同時に交換しておくと安心です。

盆栽の水やりを任せるタイマーでは、電池をぎりぎりまで使用しない方が安心です。

トラブル5|充電池を使ったらタイマーがすぐ止まった

起きた症状

自動水やり設備を設置した当初、タイマーが設定どおりに動き始めても、すぐに散水が止まってしまうことがありました。

最初はタイマー本体の故障や、水圧の問題を疑いました。

しかし、確認してみると、タイマーへニッケル水素充電池を入れていました。

原因

僕が使用しているタカギGTA111では、単4形アルカリ乾電池が指定されています。

指定されていない充電池を使用したことが、正常に作動しなかった原因だと考えられます。

充電池は繰り返し使用できるため便利ですが、乾電池と電圧などの特性が異なる場合があります。

使用する機器が対応していない電池は使わないようにしてください。

対処法

充電池を取り外し、新しい単4形アルカリ乾電池へ交換しました。

交換後に現在時刻と水やり設定を確認し、手動散水と予約散水の両方を試したところ、正常に動くようになりました。

再発を防ぐポイント

  • タイマーの取扱説明書で対応電池を確認する
  • GTA111には単4形アルカリ乾電池を使用する
  • マンガン乾電池や充電池を使用しない
  • 電池交換後は現在時刻を確認する
  • 旅行前に予約散水まで試す

タイマーが途中で止まる場合は、本体の故障を疑う前に、使用している電池の種類と残量を確認してください。

トラブル6|一部のノズルから水が出ない・水が弱い

起きた症状

自動水やり設備を広げる中で、一部のノズルから出る水が弱くなったことがありました。

蛇口に近い場所では十分に水が出ていても、配管の先端や、4mmホースを長く伸ばした場所では、霧状にならないことがあります。

水が少し出ているため気づきにくいのですが、鉢土を十分に湿らせられない場合は、水切れにつながります。

原因

僕の設備では、主に次の原因が考えられました。

  • 4mmホースが長すぎる
  • 1本の4mmホースへノズルを付けすぎている
  • 分岐数が多すぎる
  • ホースが折れている
  • ホースが鉢や棚に潰されている
  • ノズルに土やごみが詰まっている
  • 接続部分から水が漏れている
  • 元の水圧が不足している

特に、長い距離を4mmホースだけで配管すると、先端の水が弱くなりやすいと感じました。

対処法

長い距離は9mmホースで配管し、4mmホースはノズル付近だけに使用するようにしました。

僕の設備では、4mmホースの長さを1m以内にし、1本あたりのノズル数も増やしすぎないようにしています。

ただし、適切な長さやノズル数は、水圧や使用する部品によって変わります。

次の順番で確認すると原因を絞りやすくなります。

  1. 蛇口とタイマーが正常に動いているか
  2. 9mmホースに水が流れているか
  3. 4mmホースが折れていないか
  4. 接続部分から水漏れしていないか
  5. ノズルを外すと水が出るか
  6. ノズルに詰まりがないか
  7. ホースを短くすると改善するか
  8. ノズル数を減らすと改善するか

ノズルを掃除または交換した後は、その鉢だけを見るのではなく、同じ系統にあるすべてのノズルを確認します。

再発を防ぐポイント

  • 長距離は9mmホースで配管する
  • 4mmホースを必要以上に長くしない
  • ノズル数を増やしすぎない
  • ホースを踏まない位置へ固定する
  • 棚場の配置変更後に通水確認する
  • 旅行前にすべてのノズルを確認する
  • 定期的にノズルを掃除する

水が出ているように見えても、葉に当たっているだけで鉢土へ届いていない場合があります。

散水後に鉢底から水が流れているかも確認してください。

トラブル7|蛇口と3分岐ニップルの接続部から水漏れした

起きた症状

古くなったホースを交換した数日後、蛇口と3分岐蛇口ニップルの接続部分から、水がポタポタと漏れていることに気づきました。

ホースを交換したときにニップルを動かしたため、取り付け部分が緩んだのだと思いました。

そこで、固定用のネジを強く締め直しました。

3本のネジは1本ずつ強く締めるのではなく、蛇口へ奥まで差し込んだうえで、蛇口がへこまない程度に均等に締めます。

具体的な取り付け方は、使用する製品の取扱説明書を確認してください。

原因

最初の水漏れは、蛇口とニップルの接続部分が緩んだことや、内部のゴム部分がずれたことが原因だった可能性があります。

その後、固定ネジを強く締めすぎたことで、蛇口の先端部分を傷めてしまいました。

ネジは緩いと水漏れや脱落の原因になりますが、強く締めればよいわけではありません。

対処法

蛇口を閉め、破損した先端部品を取り外して交換しました。

蛇口のパイプを交換するためにネジを緩めている様子

固定部分を緩め、古い蛇口パイプを取り外します。

パッキンを交換する様子

古いパッキンを取り外し、新しい部品に適合するパッキンへ交換します。

新しい蛇口先端部品

最初にワンタッチ接続用の部品を購入しましたが、僕の設備では3分岐ニップルへ接続するため、必要な接続方法と合いませんでした。

間違えて購入した蛇口

その後、僕の設備では、万能ホーム水栓の先端パイプを、タカギの「首振り蛇口 1/2ジョイントパイプ(G1246)」へ交換しました。

蛇口部品には、ワンタッチ接続、ネジ接続などの違いがあります。

G1246は、先端にG1/2ねじで部品を接続できるようにするジョイントパイプです。これにより、僕が使用している3分岐蛇口ニップルを接続できました。

ただし、蛇口の形状や寸法によっては、3分岐蛇口ニップルを既存の蛇口へ直接取り付けられる場合があります。G1246がすべての設備に必要なわけではありません。

購入前に、蛇口の形状、先端の外径、ねじの有無と規格、使用するニップルの対応条件を確認してください。

見た目だけで選ばず、現在使用している蛇口と3分岐ニップルの接続規格を確認してから購入してください。

再発を防ぐポイント

  • 接続部品を動かした後は水漏れを確認する
  • 固定ネジを強く締めすぎない
  • 蛇口がへこむほど締めない
  • パッキンの位置と劣化を確認する
  • 蛇口の形状とネジ規格を確認して部品を選ぶ
  • 交換後は数日間、水漏れがないか確認する
  • 不安な場合は水道業者やメーカーへ相談する

蛇口本体や水栓に亀裂が入った場合は、自分で無理に補修せず、専門業者へ相談した方が安全です。

自動水やりのトラブルを防ぐメンテナンス方法

トラブルが発生してから直すだけでなく、定期的な点検によって早めに異常を見つけることが重要です。

僕は、次のタイミングで設備を確認するようにしています。

月に1回程度確認すること

  • タイマーの電池残量
  • タイマーの現在時刻
  • 予約内容
  • 蛇口やジョイントからの水漏れ
  • すべてのノズルから水が出ているか
  • ホースが折れていないか
  • トレーの排水穴が詰まっていないか
  • 支柱やノズルの位置がずれていないか

春から夏の使用開始前に確認すること

  • 冬の間にホースが劣化していないか
  • パッキンが硬くなっていないか
  • ノズルにごみが詰まっていないか
  • 支柱が曲がっていないか
  • タイマーが予約どおり作動するか
  • 遮光後もノズルから水が届くか
  • 鉢の配置変更によって水が遮られていないか

旅行・帰省前に確認すること

  • 電池残量と前回の交換時期を確認したか
    必要な場合は、新品の単4形アルカリ乾電池4本へ同時に交換したか
  • 電池交換後に現在時刻を設定したか
  • 旅行と同じ設定で数日間試運転したか
  • すべての鉢へ水が届いているか
  • 接続部から水漏れしていないか
  • 使用しない分岐のコックを閉めたか
  • トレーの水が適切に排水されるか
  • 雨や気温の変化を考慮したか
  • 可能であれば確認を頼める人がいるか

旅行前日の確認だけでは、散水量が適切か判断できない場合があります。

少なくとも数日前から本番と同じ時刻・回数で動かし、次の散水直前に鉢土がどの程度乾いているか確認してください。

故障か部品の劣化かを判断する方法

水が出ない場合でも、タイマー本体が故障しているとは限りません。

次の順番で切り分けます。

1.蛇口から水が出るか確認する

タイマーより手前に問題がないか確認します。

元栓や分岐コックが閉まっている場合もあります。

2.電池と設定を確認する

  • 指定された電池を使用しているか
  • 電池残量があるか
  • 現在時刻が正しいか
  • 水やり予約が残っているか
  • 手動散水ができるか

3.タイマーより先へ水が出るか確認する

手動散水を行い、タイマーの出口から水が出るか確認します。

タイマーから水が出る場合は、ホース、分岐、ノズル側に原因がある可能性があります。

4.接続部の水漏れを確認する

途中で水が漏れていると、先端まで十分な水圧が届きません。

ジョイントやホースの付け根を一か所ずつ確認します。

5.ノズルを外して確認する

ノズルを外した状態で4mmホースから水が出る場合は、ノズルの詰まりが考えられます。

ノズルを掃除または交換してください。

6.改善しない場合はメーカーへ相談する

指定電池へ交換し、現在時刻と予約を設定し直してもタイマーが作動しない場合は、本体の故障も考えられます。

分解や改造はせず、メーカーのサポート窓口へ相談してください。

タイマーを修理するか買い替えるか迷っている場合は、散水回数、水道の有無、雨センサー、交換部品の入手性を比較して選びましょう。

タカギGTA111・GTA211、セフティー3、水道不要型の違いは「盆栽の水やりタイマーおすすめ3タイプ」で解説しています。

自動水やりを長期間使った感想

自動水やりを使い始めてから、旅行中の水やりや、真夏の帰宅時間を以前ほど気にしなくてよくなりました。

現在の僕の生活では、自動水やりがなければ、100鉢以上の盆栽を管理しながら旅行や外出をするのは難しいと感じています。

そのため、自動水やりを導入したこと自体には満足しています。

一方で、自動水やりは、完全に任せきりにできる設備ではありません。

長期間使用すると、ホース、パッキン、蛇口、支柱などが少しずつ劣化します。

また、ノズルやトレーの排水穴には、ごみや用土が詰まることがあります。

タイマーが正常でも、ノズルが詰まっていれば盆栽へ水は届きません。反対に、ホースや蛇口が破損すると、水が流れ続ける可能性があります。

便利な設備だからこそ、普段から水の出方と接続部分を確認し、旅行前には十分な試運転を行うことが大切です。

盆栽の自動水やりトラブルに関するよくある質問

Q
自動水やりの水がまったく出ないときは、何から確認しますか?
A

最初に、蛇口と分岐コックが開いているか確認します。

次に、タイマーの電池、現在時刻、予約設定、手動散水を確認してください。

タイマーから水が出ている場合は、ホースの折れ、接続部の水漏れ、ノズルの詰まりなどを順番に確認します。

Q
タイマーの電池はどのくらいで交換しますか?
A

使用環境や散水回数によって変わります。

残量表示を定期的に確認し、少なくなっている場合は早めに交換します。

旅行や長期間の外出前は、残量が残っていても新しい電池へ交換しておくと安心です。

GTA111を使用する場合は、単4形アルカリ乾電池を使用してください。

Q
電池を交換したのにタイマーが動かないのはなぜですか?
A

電池交換後に、現在時刻が未設定になっている可能性があります。

電池の向き、種類、現在時刻、水やり予約を確認し、手動散水と予約散水の両方を試してください。

それでも動かない場合は、メーカーへ相談します。

Q
ノズルの一部だけ水が弱い場合はどうしますか?
A

4mmホースの折れや詰まり、ノズルの詰まり、ホースの長さ、分岐数を確認します。

配管の先端だけ弱い場合は、4mmホースを短くし、長い距離には9mmホースを使うことで改善する可能性があります。

Q
蛇口から少量の水が漏れていても使えますか?
A

少量でも放置しない方がよいです。

パッキンや接続部の緩み、蛇口の破損が進み、水漏れが増える可能性があります。

蛇口を閉めたうえで原因を確認し、必要に応じて部品を交換してください。

Q
自動水やりは旅行当日に設置しても大丈夫ですか?
A

おすすめできません。

設備が正常に動いても、散水量が多すぎたり、一部の鉢へ水が届かなかったりする可能性があります。

旅行と同じ設定で数日間試運転し、すべての鉢と接続部分を確認してください。

Q
自動水やり設備は毎年作り直す必要がありますか?
A

設備全体を毎年作り直す必要はありません。

ただし、ホース、パッキン、電池、ノズルなどは消耗・劣化します。

使用開始前と旅行前に点検し、傷んだ部品だけを交換します。

まとめ|自動水やりは旅行前の点検までが準備

盆栽の自動水やりは、旅行や真夏の外出中の水切れ対策として、とても役立つ設備です。

一方で、長期間使用すると、次のようなトラブルが起きる可能性があります。

  • 支柱が熱や重さで変形する
  • 散水ホースやパッキンの劣化によって水漏れする
  • トレーの排水穴が詰まる
  • タイマーの電池残量低下を見落とす
  • 対応していない充電池を使用して作動不良が起きる
  • ノズルの詰まりや配管条件によって水量が低下する
  • 3分岐蛇口ニップルの締めすぎによって蛇口を傷める

自動水やりのトラブルを防ぐには、タイマーだけでなく、蛇口からノズル、トレーまで設備全体を確認することが重要です。

特に旅行前は、次の3点を必ず行ってください。

  1. 新しいアルカリ乾電池へ交換して設定を確認する
  2. すべての接続部分とノズルを点検する
  3. 本番と同じ条件で数日間試運転する

自動水やりは、設置して終わりではありません。

普段から水の出方や接続部分を確認し、劣化した部品を早めに交換することで、旅行や外出中も安心して使用しやすくなります。

自動水やりの設置方法、必要な道具、鉢数別の構成については、以下の記事で詳しく解説しています。

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