欅(ケヤキ)の取り木とその手順 – 盆栽日記

取り木

7月3日、少し遅いですが、欅の取り木をかけてみました。

木は土の上に出ている部分と土の中の根も同じような成長をしているので新芽を吹く頃が一番根も動きやすく発根もしやすいようです。

今は少し成長が遅くなりつつあるのですが、ギリギリ間に合うかなと思ってこの時期に取り木してみました。

欅は以前にも取り木をして成功したことがありますが前回はもっと早い時期に取り木にかけたと思います(5月の半ば頃だったと思います。)。今回の木よりはもう少し太い木でした。

取り木についてはこちらの記事でも紹介しています。

今回とり木にかけるのは、おそらく実生から1年ぐらいのものをもらってきて、3年ほど鉢で育てた木です。

まだあまり太くない木ですが、腰高だったのですが、したから枝が2本出たので取り木してみることにしました。

今回も環状剥皮法でやってみたいと思います。

まずはポットを巻きやすいように上部の不要な枝を剪定しました。

次に、鋏を使って樹皮をむくところに切り込みを入れました。

小刀でやるよりも楽にできますのであまり人くない木を取り木にかけるときはこの方法でやっています。

ギュッと力を入れてそのままクルっと一周回してあげます。(ジョキッっと切り落としてしまわないように少し注意が必要ですw)

樹皮を剥く上部と下部に切り込みを入れたらヤットコで皮を剥いていきました。

あとは小刀で黄緑の部分を綺麗に削りました。

下の写真は上の写真に比べて幹の部分が白っぽくなっているのがわかると思います。

黄緑の部分が残っているとそこから水を吸い上げてうまく発根しないことがあるのでしっかりと削っています。

あとは、ポットを巻いていて土を入れました。

ポットはホッチキスで止めると楽に止めることができます。

土は、こちらの記事で紹介した小品盆栽の土(二本線赤玉ベースに桐生沙、富士砂、ヤシガラ炭が配合されています。)+鹿沼土を6:4ぐらいで入れました。取り木や挿し木はこれまで赤玉のみを使うことも多かったのですが、もう少し排水性をよくしてみようと今回は鹿沼土も使ってみました。

前回取り木した欅は下の方が使えなかったのですが、今回は上も下も使えるといいな〜と期待しています。

うまくいってくれ〜〜。

 

・・・約20日後、取り木の結果はこちらの記事で紹介しています。

 

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