挿し木にバナナの皮を使ってみた

挿し木

以前から、海外の方のインスタなどでバナナの皮やジャガイモ、にんじんなどを挿木や取り木に使っているのを拝見して、自分もやってみようかとずっと思っていたのですが、なかなかできていませんでした。

何故、バナナや野菜に挿し穂を挿すのか。

バナナの皮には栄養素が豊富で特に根の肥料とも言われるカリが多く含まれているからという理由のようです。赤玉だけに刺すより発根の確率が高くなるんでしょうか。

ずっと気になっていたので、本当なのかどうなのか、自分の棚場環境で実験してみることにしました。

これまでは、モミジも山もみじなど比較的、着床しやすい木の挿し木はうまくいっていましたが、長良川もみじや荒川もみじなど自分の環境では着きにくい樹種で試してみることにしました。

バナナの皮を切って針金で挿し穂を挿す穴を開けておく

ということで、バナナの皮に挿し穂を挿していきますが、挿し穂の先端を潰してしまわないように先に針金で穴を開けておいてから挿すことにしました。

最初は皮を重ねず刺してみましたが、切り口が広いと全体をカバーできないので、最終的は3枚とか重ねて挿すことにしました。

真弓は果実ありもやってみました。

挿し穂をバナナの皮と土に埋めて完成

穴が開いたバナナの皮に挿し穂を挿していきます。至って簡単。こんな感じで良いのか!?まぁ何事も実験です。

バナナの皮を使った挿し木

同じきで、同じ鉢で皮あり、なしもいくつか実験してみます。

栄養素以外のメリット

挿していて気づいた利点として、バナナの皮に刺すので、挿し穂の切り口が乾燥しにくいだろうということ、挿し木は乾燥させてしまうと枯れて根が出ません。

なので、日陰で保水力が高い、赤玉や鹿沼土などに挿すんですが、バナナの皮の場合、乾燥の心配が減りそうです。

とは言え、挿し穂は根がない間は、葉から水分をたくさん吸収しているはずですから、水やりはしっかりやりますし、日陰で管理します。

もう一点のメリットは安定する!ってことです。挿し穂はグラグラと動いてしまうと発根しにくい気がします。

おそらく揺れていると土と挿し穂の間に隙間ができてしまって、乾燥しやすくなるからだと思います。

ただ、葉っぱを少し残して挿し穂にしますので、風が強かったりすると挿し穂がぐらついて良くありません。

バナナの皮に挿せば安定するので、その点はいいなと思いました。

バナナの皮を使うデメリットは?

バナナの皮を挿し木に使って心配なのは。。。虫や臭いの発生です。

そして、臭いを発するとGがよってきそうな気がして心配しています。。。

まぁそれも実験w

7月ぐらいには結果が出ていると思いますので、その頃に臭いや虫の具合なんかも含めてまた記事を投稿しようと思います〜。

結果

すっかり結果を投稿できていませんでした。
結論、バナナの皮の効果はあまり実感できずでした。活着したものもありましたし、ダメだったものもありましたが活着率が上がったということはありません。

ただ、土の表面に近い部分に埋めて切り口があまり土の中まで入っていなかったので、乾燥して活着せず枯れたものが多かったのかもしれないと思いました。

挿し木は今年もたくさんしましたが、バナナの皮を使ったのはこの時だけです。

挿し木の成功率は他の要素が大きいように感じます。挿し木の記事は随分前に書いたままなので、これまでの経験を詰め込んでアップデートしようと思います。

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