雑木盆栽の針金かけ、冬は厳禁?

もみじ

まだ2月ですが、雑木の針金かけを始めました。

盆栽の針金かけの記事で冬は枝が硬くなっているのでNGと説明していましが今回は冬真っ只中の2月に針金をかけました。

なぜ冬に針金をかけたのか

以前の記事では雑木は冬に水を吸わなくなり枝が硬くなって折れやすいので、針金かけはお勧めしていませんでした。

でも晩秋以外は葉が茂っているので、その時期に針金をかけると葉を巻き込んでしまったりして、初心者にはなかなか難しいのです。

晩秋も水を吸わなくなった後だと、枝が硬くなっていて折れるリスクが高くなるので雑木にはかけないようにしています。

今回はあえて冬の間に針金をかけてみました。

枝は曲げない

ただし、針金をかけただけです。かけた後曲げていません。

こうすれば葉っぱがないので針金自体はかけやすくなります。

針金をかけると曲げたくなってしまいますが、今回は一切曲げていません。

くどいようですが、曲げると折れるリスクがあるので今は我慢です。

冬の間はほとんど成長しないので針金が食い込むリスクもあまりありません、ただぴっちり巻きすぎるとそれだけ早く食い込むことになるので、春の成長期にすぐ食い込んでしまうかもしれません。

針金かける前のこまゆみ
針金かける前のこまゆみ(一枝だけかけた時点で写真を撮ってないことに気づきましたw)
針金を掛けた後、枝は曲げていない

針金をかけた枝はいつ曲げる?

春、水を吸い出して新芽が出てきたら様子を見ながら曲げてみようと思います。

それでうまくいけば、あまり作業のない冬にできることが増えるし、枝を折ってしまうリスクが軽減されるのでこの方法で毎年やってみようかなと思っています。

この方法の注意点は?

葉がないとはいえ、冬には来年のために新芽が膨らんでいたりします。針金をかけているときにぽろっっと取ってしまわないように注意が必要です。

後は枝が混んでいる辺りに針金をかける場合、小枝が折れやすくなっているので最新の注意が必要です。

針金を掛けた山もみじ。枝は曲げていません
針金を掛けたらしばらく霜をあてないよう保護します

過去に何度ももみじの枝を折ってしまった経験があるので、慎重に掛けました。こちらも上向いてる枝も曲げずにそのままにして春を待ちます

この方法のデメリット

この方法のデメリットもないわけではありません。

デメリットの一つは春以降に伸びた枝に針金をかけることができないという点です。

雑木は基本的に秋の剪定の時に切り戻しをするので冬の期間は針金をかける枝は限られています。

春以降に伸びた枝を下げたい場合はやはりはが茂った時期にかけるしかありません。

後は針金が食い込みやすいかもしれないと思っています。冬の間も全く成長しないわけじゃないのと、暖かくなり出した春先は成長速度も速いので、曲げるタイミングを逃すと針金が効いた状態で置いておける期間がかなり短くなりそうな気がしています。

どんな感じになったかはまたお知らせしようと思います。

針金をかけた後は保護を忘れずに

松柏類もそうですが、針金を掛けた直後はなるべく霜に当てないよう軒下で管理するのが良いと思います。曲げなくても保護が必要なのかは不明ですが、大切な木の枝がそのせいで枯れたりしたら勿体無いので、僕はビニール温室に入れることにしています。

3段はこちら

今年から使っているのですが、重宝しています。

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