植え替え
盆栽の種類によりますが、春は植え替えの時期です。(秋にも植え替えをすることがあります)
春といっても、盆栽の芽が動き出す少し前に植え替えを行います。
お住いの場所、盆栽棚を置いている環境にもよりますので、経験が大事ですね。
僕の住んでいる関東では雑木は2月中旬〜後半、松柏類は3月初旬〜中旬頃に植え替えをしていますが、最近は暖冬の年も多いので2月に入るとすぐ植え替えを始める年もあります。
お住まいの地域、盆栽棚の環境、その年の気候など何月に何をするというのは目安にして、木をみて作業できるようになりたいですね。
鑑賞
ぼけの盆栽
姫りんごの交配用に購入した深山海堂
春は、花が見頃ですね。
僕は椿、ボケ、桜、姫リンゴ、深山海堂、皐月、梔子、山法師など花のさく盆栽をいくつか所有しています。
大切に育てた盆栽が花を咲かせてくれると、嬉しいもんです。
椿、皐月などは枝が徒長しないように花後すぐに剪定します。
肥料
春になって芽が動き出すと僕はバイオゴールドという肥料を使っています。
2020年からこちらの超発酵油かすも使い始めました。
肥料ケースに入れず土の上に置いていても今のところベタベタにならず、価格も良い感じです。
花ものにはIB肥料もやっています。
肥料をやりすぎると徒長したりすると聞いたことがありますが、基本春は多めに肥料を与えています。
完成木は少なめにして徒長し過ぎないように調整しています。
土が湿った状態が続くと肥料が溶けて土の表面に膜が張って水の吸いが悪くなりますので注意です。
芽摘み
春になると新芽がどんどん伸びてきます。
そのままにしておくと樹形を崩すことにもなりますし、芽摘みをすればその枝はそれ以上力を使わなくなるので他に力を使うことができ、他から芽がふいたりします。
芽が出ればそれが枝になるので細かい枝を増やすことができます。
新しい芽がでたら葉を2、3枚残して切り戻します。
葉を残すのはその枝に葉がなくなると枝ごと枯れてしまうリスクがあるからです。
理想の樹形からはみ出した新芽も切るようにします。
木や枝を太らせたいときはわざと放ったらかしにて伸ばしておきます。
水やり
春は空気が乾燥して、風もあるので、水きれには要注意です。
僕は油断して春に水きれさせた経験があります。。
まだ肌寒いくらいの日でも風が吹くと土が乾きやすく、植え替えから時間も立っていないので、土も通気性がよく乾きやすい状態です。
冬場は1日1回ないし2日に1回のペースで水やりしていますが、春は1日2回水やりをしています。
水もお住いの場所、盆栽棚の環境(日当たりや通気性)鉢の大きさ、土の種類によって変わってくると思いますので、表面の土が乾いてきたら水をあげてください。
防虫・病気予防
春になると、木が動きだし新しい芽をふきます。
虫もこの時期になると動きだしますのでしっかり防虫して害虫被害や病気を予防しましょう。
春は盆栽の成長もよく、新緑がとてもきれいな季節です。
日向で何時間でも眺めていられますね。
それではまた。