そうだったのか、盆栽の植え替え ~盆栽日記~

今年も植え替えのシーズンがやってきて、沢山植え替えをしました。

盆栽を始めた頃は根捌きについて古くなった土や枯れた根を綺麗に取り除く作業だという意識がありましたが、もう一つ大事なことがあるのでこれから盆栽を初めて植え替えをする人に参考になればと思い、記事にしておきます。

そもそも植え替えをしないと、細かくなった土が根と根の間に詰まって水はけが悪くなったり、水だけでなく、空気も入っていかなくなります。

根が詰まって枯れてしまい、それがまた根詰まりの原因になります。

根が詰まると鉢の底まで水が入っていきにくくなってしまい、最悪枯れてしまいます。

根がびっしりの榎 この鉢は昨年植え替えたところ

なので植え替えの時はしっかり根を捌いていかないとです。

根は鉢の底、側面、上側の順番で捌いていきます。

鉢の中で長くなった根は切ってしまいます。

↑榎の根っこをバッサリ。いちじくもこんな感じで切りました。↓

いちじく

この2つの鉢は太いねもほとんどなく、根っこは綺麗に放射線状に広がっています。

榎の根っこ
いちじくの根っこ

根をちゃんと処理していなければ、根どうしがこんがらがっています。そのまま放置すると絡まったまま根元が太ってほぐせなくなってしまいます。

なのできっちりほぐしていく必要がありますが、無理しすぎずできる限りほぐします。

絡まった髪の毛をブラシでとかしていくイメージでしょうか。

できる限り、根本から竹箸を入れて根っこを解いていきます。

手をパーにした根だとすると水掻き?の辺りから竹箸を入れてしっかり解いていきます。

無理にやりすぎると根をちぎってしまいますので、できるだけ慎重に。

ちなみに榎の昨年の植え替え時はこんな感じでした〜。鉢が小さいので毎年植え替えないと割と根がすぐにびっしりになってしまいます。

根捌きは根を切って土を取り除くことだと思っていましたが、この根をほぐす作業もめちゃくちゃ大事ってことを始めた手の頃は全くわかっていませんでした。

植え替えを終えた榎

植え替えのたびに少しずつでもほぐしていけば、綺麗な根張りになっていくはず!

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