本格的に寒くなる1月、特に雑木盆栽はやることがなくなってしまい、松柏類も成長しないので寂しい季節です。
この時期は盆栽の展示会などに出かけて、立派な盆栽を見たり、即売会で新しい盆栽を見つけて購入して楽しむ方も多いんじゃないでしょうか。
葉っぱもなく、枝も剪定して短くなっているので、棚場に余裕があるように思えてついつい新しく盆栽を購入してしまいがちな時期ですね〜w
今年は備忘録を兼ねて毎月僕がやっている作業を記録します。具体的に、どの時期にどんな作業をしているのかを記録します。盆栽を始めたての方の参考になると嬉しいです。
今回は1月にやる作業です。因みに僕の棚場は寒くても最低気温がマイナス2〜3度ぐらいの場所です。お住まいの地域によってできる作業は変わると思いますので年間を通して何月だからというよりは気温などで作業を決めるのが良いかと思います。
松柏類の針金かけ
松柏類の枝は柔らかく折れにくいので松はこの時期に、古葉(去年の葉)を取り除いてすっきりさせてから針金をかけています。
松の古葉は晩秋から始めますが、数が増えてこの時期まで残っているものもありますが、春までにやってしまえば良いかという感じです。
古葉をとるとすっきりするのでこのタイミングで針金をかけて樹形を整えています。
今回は真柏のお手入れの紹介です。
挿し木の真柏ですがやっと盆栽になりそうな感じになってきたので、針金をかけて整えました。普段はなかなか針金掛けをする余裕ないのですが、この時期は作業が少なくやることも限られているのでこんな時にいつも後回しにする作業をやります〜。
じゃ〜ん。挿し木からここまで来るのに4年ほどかかりました。頭にする枝を決めて、棚もざっくり作りました。あとは手が長いので懐から芽が吹くことを期待しつつ気長に作っていきます。
1月に針金を掛けた時の注意点
寒い時期に針金をかけると、枝が枯れてしまうことがあるので、樹種にかかわらず針金をかけた場合は霜に当てないようしっかりビニール温室などで保護しています。
1月にやってはいけない作業
特に雑木はこの時期は葉っぱもなく水を吸わなくなっています。枝も固くなって針金で曲げようとするとポキッと折れてしまうことが多いので、我慢の時期です。
僕も最初の数年は持っている鉢の数も少なく、触りたい病におかされて大事な枝を折ってしまった経験がありますので、雑木のこの時期の針金かけはやめておくことをお勧めします。
1月の水やり
樹種や鉢の大きさ、棚場の環境にもよりますが、我が家の棚場ではこの時期は水を2日に1回ぐらいしか与えてません。
おまけ
1月、2月は水を含んだままの土で寒い日がやってくると、水の呼吸霜柱にやられてこんなことになりますね〜。棚の下に入れてたんですが。。。なので枝を抜いたり針金をかけたらしっかりムロなどで保護しましょう。
2月は中旬ごろからバラ科の植え替えをする予定です♪