今回は4月にやる作業です。お住まいの地域によってできる作業は変わると思いますので年間を通して何月だからというよりは気温などで作業を決めるのが良いかと思います。
松柏類、温暖な土地に自生する木の植え替え
3月の雑木の植え替えに続いて、4月は松や真柏など松柏類の植え替えをしています。
植え替えの方法は基本的には雑木と同じです。土だけクレイキングの松伯ように少し朝明砂を混ぜて使っています。
僕は3.5号ぐらいからは普通、
3号以下は小粒を使うことが多いです。
粉塵が少なめなので重宝しています。
植え替えたあとは直射日光を避けるのと最低2週間ぐらいは肥料を与えないようにしています。
芽摘み
春は雑木類の芽摘みをひたすら繰り返しています。
この桂も剪定しました。
楡欅も芽摘みをしました。
青枠の芽を摘んで輪郭に収めていきます。
僕が考える芽摘みの目的は以下です。このために春はこの作業を繰り返しています。
初めたての頃は春に一回やればいいと思っていましたが、基本的には新芽が出たら何回でもこの作業をやっています。
- 樹形の維持
- 枝が徒長して太ってしまうのを防止する
- 枝が徒長して節間が長くなるのを防止する
- 懐などからの芽吹きを促して細かい枝を作って充実させる
- 葉が多くなりすぎると水をたくさん吸って春の乾いた風で水切れしやすくなるので葉の量を調整
芽摘み後はこんな感じです。
紫式部、老爺柿、真弓などの実物は別
実物に関しては関しては実がとまる前に枝を剪定してしまうと、花が咲く前に落ちてしまったりするので、花が咲いてから剪定しています。咲き終わって実がとまりそうなことを確認してからの方がさらに安全だとは思います。
こちらの紫式部は伸び伸びですが、花芽があるので剪定していません。
今は花芽だとわかりますが、初めは花芽なのか葉芽なのかもよくわからないのでその段階で剪定すると花芽も切ってしまうことになりますし、花が咲く前に落ちてしまう可能性があるので伸ばしたままにしています。
こっちの真弓は花芽がたくさんついていますが、だいぶ大きくなったのと樹形を維持したいので輪郭に合わせて剪定しました。今年は老爺柿も花は残しましたが剪定しました。もしかしたら落ちてしまうかもしれませんが、樹形維持か鑑賞で樹形維持を選択しました。どちらも去年楽しませてもらったので。
逆に紫式部は去年お休みしたので今年は実を鑑賞したいと思っています。綺麗に成ってくれるといいですが、少し花芽が少ない感じがしてます。
剪定した真弓はこんな感じです。
置肥
あとは4月に入ったので活力剤と肥料はしっかり与えてます。(植え替え直後のものは活力剤のみで肥料は与えていません)
4月は東商さんの超発酵あぶらかす、おまかせ中粒を置いています。
肥料については別で投稿しています。