盆栽は購入するだけでなく、種から育てる方法もあります。
野山や公園、街路樹など僕も実生で何鉢も育てています。
好きな樹種の種を拾ってこよう
散歩したり出かけた際にいいな〜と思った気は覚えておいて、実が落ちた時に拾ってきて、実から種だけ取り出し、水分をとって冬の終わりまで冷蔵庫で保管します。(冷蔵庫にいれなくても寒い場所で保管しても発芽します)
どんぐりは、そのままビニール袋に入れて冷蔵庫で保管しています。
こちらは実生のコナラ。
こちらもどんぐりの実生。
これまでに実生に成功した木
これまでに僕が実生に成功した木は、
- イチョウ
- 桜
- 梅
- もみじ
- ヒメコウゾ
- 山法師(ヤマボウシ)
- 小楢(コナラ)
- ウバメガシ
- ツブラジイ
- クヌギ
と言ったところです。
こちらは拾ってきたヒメコウゾと梅です。
実生成功!
こちらは、なんの種かわからなかったのですが、発芽したときの写真です。
全部は育てる場所がないのでつようそうなものを育てています。
こちらは発芽したヤマボウシです。
このヤマボウシは同じ年にまいて、1つは15号ぐらいの大きな鉢で、もう一つは小さな2.5号の鉢で育てた結果です。
実生2年で太さにこんなに差が出ました。
実生で盆栽を作るには?
いろんな方法がありますが、僕は鉢に土を入れて種をまき種が隠れるくらいに土をかぶせる。それだけです。
あ、バケツに土を入れて放っておいても発芽します。
こちらはバケツで発芽した実生の桜。
発芽するまで濡れティッシュで包んだり、プラグトレーなどいくつか試しましたが、鉢にそのまま蒔く方法に落ち着きました。
多めに巻いて、水を切らさないようにしていれば樹種にもよりますが、7-8割は発芽するかと思います。
実生に成功したら曲げ付け
発芽して1年目の秋には針金を巻いて曲げ付けをしています。
鉢にネットをかぶせて真っ直ぐ育たないようにしたりいろんな方法があるようです。
大事なことは立ち上がりが真っ直ぐになってしまわないよう、柔らかいうちに曲げておくということです。
実生も盆栽の楽しみの一つ。誰でも気軽に挑戦できますので是非試して見てください。
同じく挿し木も盆栽を増やす方法で気軽にできます。
実生にした盆栽のその後の記録を始めることにしました。