今回は7月にやる作業です。お住まいの地域によってできる作業は変わると思いますので年間を通して何月だからというよりは気温などで作業を決めるのが良いかと思います。
芽切りの目的
芽切りの目的はいくつかありますが、枝を一旦切り戻して「節間を短くする」、「枝の数を増やす」、「枝を太らせすぎない」、「全体の樹形を保つ」、「密集した枝を整理して懐に光と風をいれる」などが主な目的です。
芽切りのタイミング
7月は黒松の芽切りをします。僕が住んでいる場所では7月の2週目ぐらいに芽切りしています。若い木や樹勢がいい気はもう一週間遅らせるものもあります。
若くて樹勢の良い木は早く切りすぎると2番目が成長しすぎて節間が長くなってしまいます。
なので僕は古い木から芽切りをするようにしていて、若い木は次の週に芽切りをします。
芽切りの方法
芽切りは今年伸びた芽の根本まで切り戻します。強い目の場合は昨年の葉が3~4枚残るぐらいまで切り戻します。
少しわかりにくいかもしれませんが、今年伸びた芽は軸の色が違いますし葉っぱの色が深緑で今年の新しい葉は黄緑です。
芽切りの順番
芽切りは下の枝から上に行っています。
頭は樹勢がのりやすいので、2番目が先に出てほかよりながくなってしまうので、頭の芽は1週間ずらしてきっています。
上の写真は頭の勢いがある芽だけ残してある状態です。次の週に頭も芽切りしました。
目切後はこんな感じ。
下の黒松は芽が混みすぎて光と風のあたりが悪く葉が茶色くなってしまっていました。
芽切りといっしょに不要な枝を切って選定もしました。
元気に復活してくれればよいのですが。
それにしても、あつーい日々が続きますね。夏は突然からしてしまうことがあるので日当たりが良すぎる場合は遮光が必要ですね。