それでも僕が『バイオゴールド オリジナル』を使う理由 〜盆栽にぴったり!使ってみた感想と使い方

盆栽の肥料

盆栽を始めると肥料はどんなものがいいの?と迷いますよね。僕も始めた頃はどんな肥料が良いのか分からず、ネットで探してバイオゴールド オリジナルに出会いました。

バイオゴールドは価格が少し高めの肥料という印象があります。水に溶けやすく、梅雨の時期は雨で肥料が溶けて土がベトっとしてしまうことがあります。

それでも僕はもう10年近くお世話になっています。なんでそれでもバイオゴールドを使うかというと、よく効いてしかも肥料焼けしにくいと感じるからです。

肥料焼けとは、肥料が多すぎて「根や葉が傷む生理障害」のことです。早く液肥はよく効いてくれるのですが、濃すぎたりると根を痛めて枯らしてしまうこともあります。

その点、バイオゴールドは効きも良いし、肥料焼けも起こしにくいと思っています。

今日はそんなバイオゴールドについて使用している体験談を織り交ぜながら紹介します。

バイオゴールドってどんな肥料?

バイオゴールドは、日本製の有機肥料で、盆栽や観葉植物にもよく使われています。特徴は「置くだけでOK」「匂いが少ない」「ゆっくり効く」の三拍子がそろっているところ。

僕がこれを知ったのは、盆栽を始めた頃に盆栽の肥料についてネットでいろいろ調べていたとき。
パッケージを見て「これ、盆栽にも使えるんじゃ?」と思って試しに買ってみたのが出会いでした。

バイオゴールド オリジナルの主な成分と特徴

主要栄養素(N-P-K)

  • 窒素(N):3.5%
  • リン酸(P):3.7%
  • カリウム(K):3.3%

植物の成長に必要な三要素がバランス良く含まれています。窒素は葉や茎の成長を促進し、リン酸は根の発達や花・実の形成を助け、カリウムは全体的な植物の健康を維持します。

豊富な天然ミネラル類

バイオゴールド オリジナルには、カルシウムやマグネシウムなどの天然ミネラルが豊富に含まれています。これらのミネラルは、植物の細胞構造の強化や光合成の効率向上に寄与し、健康な成長をサポートします。

成分と形状の特徴:小さいけど効果バッチリ

形はコロッとしたおむすびのような固形タイプ。アミノ酸や微量元素など、植物の健康を支える栄養素がバランスよく含まれています。

固形なので水やりのたびに少しずつ溶けていって、根に優しく効いてくれるのが魅力。

肥料分が溶け出すとひび割れが入ってきます。長雨に打たれてずっと濡れた状態が続かなければ、ベタつきもありません。

使い方:僕はこうしてます

初めて使ったときは、「どのくらい置けばいいのか?」ちょっと迷いました。
でも今は、自分なりのルールで使ってます。

  • 3号鉢までは1粒、それ以上なら2粒(+1粒なら全然問題ないと思いますが、樹勢を見ておいて下さい)
  • 土に直置き(肥料ケースは使ってません)

ケースを使えば型崩れやベタつきもマシになりますが、僕は手間がないほうが好きなのでそのままポンと置いちゃってます。肥料ケースがないと持ち上げて鑑賞する際などコロコロ転がり落ちるので、鉢の数が少なければプチドームなどを使うのがおすすめです。

ケースの数は棚ばに合わせて選んでくださいね。サイズもいくつかありますが、Sだとバイオゴールドが1つ入るぐらいのサイズです。3号鉢ならこのくらいのサイズが良いと思います。

肥料焼けはしにくいですが、弱っている木には肥料はあげないようにしてくださいね。どの肥料も同じです。弱っている木には肥料は禁物です。

持続効果については、体感では1ヶ月ぐらいで肥料分は溶け出しているような気がしています。なので1ヶ月経ったら取り替えるか別の肥料にローテーションしています。水やりの頻度やたなば環境によって多少持続期間は変わると思いますのでカスカスになったら交換しましょう。

施肥のタイミング:季節によって変えてます

バイオゴールドはとても溶けやすいので、「しばらく雨が降らないタイミング」で置くようにしています。特に梅雨の時期は避けてます。雨が続くとすぐに溶けちゃって、土がベタつくので。

僕は春先から梅雨にかけて、または秋に使っています。

他の肥料との使い分け

バイオゴールドだけじゃなくて、僕は、肥料をローテーションで使用しています。

  • 通年:IBワンス
  • 春・秋:バイオゴールド
  • 梅雨時期:超発酵油かす(型崩れしにくい)

それぞれの肥料の特性を活かすのと、成分的のバランスもずっと同じより変えてあげるほうが良いかなと思っています。

どの肥料も特徴があって僕は使い分けるのが好きです。バイオゴールドオリジナルは価格も少し高価ですしねー。

どの盆栽に使ってる?

僕が育てている雑木系から実物・花物、松柏類まで、バイオゴールドとの相性は良好です。

IBワンスや超発酵油かすおまかせに比べ、水で溶けやすいので、液肥に比べるとゆっくり効きますが、葉の色などで効きを実感できています。(使っている時期の気温などのせいかもしれないですが、葉の色がグッと緑になる気がしています。)

これまで使って相性が悪かったと感じた樹種はありませんでした。

購入・保存方法

バイオゴールド オリジナルはAmazonや楽天など、ネット通販で簡単に手に入ります。価格は1回の購入量にもよりますが1kgで1,500〜2,000円くらい。

僕はまとめて買って、元から入っているチャック付きの袋を物置の中に入れて直射日光を避けて保管しています。1年保管しても全然問題なく使えています。

まとめ:バイオゴールドは「置くだけ簡単」なのに頼れる肥料!

と言うわけで、バイオゴールド オリジナルは時期さえ気をつければ使いやすくよく効く良い肥料だと思います。

バイオゴールドは、初心者からベテランまで安心して使える“万能タイプ”の肥料だと思います。これからも、季節や盆栽の様子に合わせてうまく付き合っていきたいですね。

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