盆栽を始めて一番大事だと感じた事。それは我慢です。
盆栽を始めた頃とは、持っている鉢の数も少なく、いろんな作業もやった事がなくとにかくいろいろやってみたくなります。
剪定
剪定はしなければどんどん木がボサボサになりますし、絶対に必要な作業です。
初めはビクビクなかなか切れないですが、ひとたび切り出すとキョキン、チョキン。
ちょっと右を切りすぎたから左ももう少し短く、この枝もいらないかな。
どんどん短くしてしまったり残しておこうと思っていた枝を切ってしまったり。。
思い切った剪定でグッと良くなったりしますが、切り過ぎにも注意しましょう。
針金かけ
早く思った樹形にしたいな〜。よし、針金をかけるぞ〜。
良い感じになってきたでももう少し枝を下げたいな、グイ。グイ。まだ行けるかな。グイ。ポキン!
木にもよりますが、曲げすぎ注意。徐々に曲げるようにしましょう。(枝が硬くなる樹種は枝が固まる前に度曲げておかないと曲がらなくなります)
針金かけ 冬編
冬は手入れはほとんど必要ないしなんか物足りないな〜。
葉もないし針金かけるか。そーっと曲げるぞぉ〜。ポキッ。。。
冬は木が水を吸わず、枝が硬くなるので松柏類以外はお勧めできません。
春以降に駆けましょう!
肥料
よーしどんどん大きくなれ〜。肥料をどんどん与えるぞ〜。
水もたっぷり。土に膜がはって目詰まり。肥料がキツすぎて根がやられた。。。
早く育てるどころか、樹勢回復に時間がかかり、結局余計に時間がかかることに。
枯れ
うーやばい、なんかこの木元気がなさそう。。。
しっかり力をつけてもらわないと。よし、肥料をあげようじゃないか。
あれ?あれ?肥料あげてるのにさらに元気がなくなってきた気がする。。。
木にとっては風邪ひいてるのにスタミナ丼出されたら余計気分が悪くなるという感じでしょうか。
といった感んじで盆栽を始めた頃はとにかく何か触りたくてうずうずしていました。
花見
特に花もの、実物は毎年花を咲かせたくなりますが、花を咲かすのは木にとってはとてもパワーのいることです。たまには花を我慢する年を作ることで樹勢をつけてあげるのは特に早く太らせたい木などには大切かもしれません。
花芽を切るまいと、樹形を崩してしまったりもします。
花を楽しむのもたまには我慢!
最後に
いろいろやりたくなりますが、盆栽には我慢の時期が必要です。
幹を太らせたければ、剪定せず枝を走らせる。
肥料を与えない時期には与えない、やり過ぎないなど、簡単に聞こえますがこの我慢が結構難しいです。
我慢、我慢。盆栽には忍耐が必要だぁ〜。