今回は盆栽の肥料についてです。
さまざまなタイプの肥料がたくさんあります。
僕も全部試していませんので今回は僕が使っている肥料の紹介です。
肥料を上げる時期は基本は春と秋ですが、樹種によっても多少異なりますし、肥料をやりすぎると根が痛んでしまったりすることがあるようですが、僕は早く太らせたいのであまり気にせず多めにあげています。
液肥については秋口に肥料再開で濃いめであげて何度か枯らしたことがあるので濃くなりすぎないように注意しています。
もちろん固形の肥料でも弱った気に肥料をあげると、逆効果になるので樹勢が落ちた木には与えないようにします。
完成木に肥料をあげすぎると、枝が徒長して形が崩れたりする可能性があるので少なめにするのがいいかなと思っています。
元肥とは?追肥とは?
盆栽を育てていくうえで、適切な肥料の使用は非常に重要です。肥料には主に「元肥」と「追肥」の2種類があり、それぞれ異なる役割を果たします。元肥は、植物を植え付ける際に土壌に混ぜ込む基礎的な肥料のことを指します。これに対し、追肥は植物の成長過程で必要に応じて追加する肥料のことです。盆栽の場合、鉢の大きさが限られているため、特に追肥が重要となります。追肥は植物の成長段階や季節に応じて適切に与えることで、健康的な成長を促進し、美しい姿を維持するのに役立ちます。肥料の種類や与え方は、盆栽の樹種や生育状態によって異なるため、個々の植物のニーズに合わせて調整することが大切です。
元肥
元肥とは、苗木を植え付けるときに土に混ぜて使う肥料のことです。盆栽の基礎となる栄養を提供し、植え付け後の初期成長を促進します。通常、ゆっくりと効果を発揮する緩効性肥料が使用されます。元肥は植え付け時に一度与えるだけで、その後の追肥と組み合わせることで、盆栽の健全な成長をサポートします。ただし、盆栽愛好家の中には、元肥を使用しない方もいます。個々の盆栽の状態や管理方法によって、元肥の使用は判断が分かれる場合があります。
追肥
木の成長に合わせて、必要な養分を補ってあげる目的で使う肥料のことです。盆栽はちょっとした鉢の中で育てられ、土も少ないので、追肥は欠かせません。特に、成長期や開花・結実期には、追肥によって適切な栄養を供給することが重要です。追肥の頻度や量は、樹種や季節、盆栽の状態によって調整する必要があります。適切な追肥は、盆栽の健康的な成長と美しい姿を維持するための重要な要素となります。
固形肥料
バイオゴールド
最もよく用いられる肥料です。少しずつ溶け出してじわじわ効きます。この特性のおかげで、植物に必要な栄養分を長期間にわたって安定的に供給することができます。
僕は基本バイオゴールドというのを使っています、バイオゴールドという商品です。この肥料は、カビの発生が抑えられ、臭いもほとんど気にならないため、初心者でも使いやすい肥料だと思います。

超発酵油かす
2020年からこちらの超発酵油かすも使い始めました。
この肥料の特徴は、肥料ケースを使用せずに直接土の上に置いても、ベタベタになりにくく、カビの発生や悪臭の問題が少ないことです。価格面でも魅力的であり、こちらも盆栽初心者の方にとって使いやすい肥料だと思います。
バイオゴールドより安価ですし、成分も全く同じより変えた方が良いかなと思って最近は交互に使っている感じです。あとは梅雨の時期はバイオゴールドより溶けにくいので超発酵油かすを使っています。

IBのチカラ
花物や実物の盆栽には、IB肥料も使っています。開花や花色の向上に効果的な成分が配合されているからです。

液体肥料
梅雨の時期は置き肥だと土の面に溶けて膜を貼ってしまうので液肥を使っています。
液体肥料は水に溶かして使用するため、根からすぐに吸収されやすい特徴があります。また、葉面散布としても活用できるため、緊急時の栄養補給にも適しています。ただし、濃度管理には十分な注意が必要で、薄めすぎると効果が薄く、濃すぎると根を傷める可能性があります。
ハイポネックス
真夏も置き肥はせず8月に一度だけ液肥を使っています。液肥はハイポネックスを使っています。

活力剤
肥料では無いですが、樹勢回復などを目的に使います。
メネデール、HB-101、バイオゴールドバイタル(液体)を使っています。
これらの活力剤は、盆栽の健康維持に役立ちます。特に、養分吸収に欠かせない鉄分が含まれている製品があることです。鉄分は植物の光合成や栄養吸収を助ける重要な要素なので、鉄分を含む活力剤を選ぶことをおすすめします。
どれも入ってるかもしれないですが(笑)
僕は春先、芽が動き出した頃や秋口に活力剤を使います。
メネデール

HB-101

バイオゴールドバイタル

肥料の成分
肥料を選ぶ際に、成分ごとの効果を知っておくことでご自分の木にあった肥料が選べると思いますので、こちらの記事で紹介します。
各成分の役割を理解することで、樹種や生育段階に応じた適切な肥料選びが可能になります。例えば、窒素は葉の成長を促進し、リンは根の発達を助け、カリウムは耐病性を高める効果があります。
鉄の力
肥料ではありませんが、鉄分は肥料の吸収や光合成に欠かせないものです。盆栽の健康的な成長において、鉄は重要な役割を果たしています。鉄分は葉緑素の生成を助け、植物の呼吸や代謝にも関与しています。また、鉄分は根の発達を促進し、養分の吸収効率を高める効果もあります。
盆栽と直接関係ありませんが、鉄について面白い本を読んだので別の記事で紹介します。鉄の重要性を理解することで、より効果的な盆栽の育成が可能になるかもしれません。
僕が使っている肥料
楽天市場:バイオゴールド オリジナル 900g
楽天市場:虫がつかない!【超発酵・油かすおまかせ】中粒 700g
楽天市場:【ポイント10倍】花ごころ:IBのチカラグリーンそだちEX 500g
楽天市場:メネデール(500ml)
活力剤
楽天市場:メネデール(500ml)
楽天市場:【ゆうメール等で送料無料052】フローラ HB-101(100cc)◇P02◇
楽天市場:タクト バイオゴールドバイタル 180cc